<4月20日~22日>西武園競輪 第64回日刊スポーツ新聞社杯 Fl「レース展望」※4/22更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
16 27 34 5
南関東ラインは、
特選・準決勝戦同様
神奈川の松坂に千葉の近藤。
関東ラインは話し合いの末、
地元の森田-武藤と
長野の菊池に群馬の稲村の
上信ラインに分かれる。
兵庫の村田は単騎戦となり、
2対2対2対1の実質3分戦となった。
メンバーが出揃って、
関東ラインの菊池は自力宣言。
武藤と稲村は地域を超えて
結束する考えを示し、
最終判断は森田に委ねられ
別線での自力を選択した。
森田に初日特選同様、
番手戦の考えがなかったか?
と聞いてみたところ
「直後にダービーも控えており、
自転車も戻して感覚が良く
自力で戦いたいのと、
なかなか関東同士で
力勝負できる機会も少ないので、
菊池と力勝負してみたい」と語った。
村田は関東結束なら
番手勝負する考えだったが、
別線になったので
「番手含め前々」と
意味深のコメントを出した。
先行は菊池か森田のどちらか。
松坂は西武園バンクに苦手意識があるのか?
仕掛けが中途半端になっているように見える。
レース後に話を聞くと
「余裕はあった。2コーナーから行けば、
近藤と決まったと思うけど、
西武園バンクの特性を考えて、
躊躇してしまった」と
自分のタイミングで仕掛けていない。
蕗澤に合わせて踏んでいたら届いた印象。
関東両者が踏み合って
中団からの捲りが理想。
村田も先行がどちらか決められないので、
主導権ラインに乗っていく展開か。
菊池は状態も良く、
スタイル的に主導権は譲らないだろう。
森田は流れに乗っての
カマシ・捲りになるか?
位置取りもできるので、後手は踏まないはず。
最終的には菊池の先行を
森田がカマシ・捲りで応戦して、
力勝負に決着をつけるとみて森田の地元Vに期待。
中団もつれる展開なら、
菊池の逃げ切りも一考。
先行争いになれば、松坂の出番もある。
競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(4/22)推奨レース
☆4レース「堀江の連勝期待」
◎○注 △ ×
714 26 35
☆10レース「武藤の奮起戦」
× ○◎△ 注
43 517 62
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園FⅠ戦展望
好メンバー揃い実力差なく混戦模様だが、
地元の武藤龍生(埼玉98期)の
差し脚に期待する。
昨年から追い込み選手としての地位を
確立してきて、G1日本選手権で優出する等
グレード戦でも活躍している。
今年1月大宮記念決勝3着、
2月大垣完全Vを飾り、
安定した成績を収めており、
競走得点110点オーバーは一流選手の証。
西武園は、前回昨年12月3.3.④着で
まだ地元Vこそないが、
近歴の優出率は高く信頼できる。
地元同士の森田優弥(埼玉113期)。
先行力ある関東期待のホープ
菊池岳仁(長野117期)と
目標にも恵まれそうで、
番手抜け出しVに期待したい。
森田優弥のアグレッシブな
レーススタイルも魅力ある。
先行基本に何でもできるので
後手に回る事は少ない。
西武園のF1戦では昨年12月5.1.③着、
一昨年11月1.1.④着と優勝こそないが、
勝ち上がりはしっかり自力で
レースを支配している。
武藤との地元ワンツーにも期待したい。
対するは実力者稲垣裕之(京都86期)の自力自在戦。
前回平塚G3では捲りで2勝を挙げ、
3月宇都宮では準決勝戦逃げ切り勝ちと
自力パワーは健在だ。
西武園は昨年4月の記念1.3.7.3着、
準決勝戦で町田太我(広島117期)の先行を捲り上げ、
渡邉一成(福島88期)の
番手発進に阻まれるも、
村上義弘(京都73期)を優出に導く走りは
印象に残っている。
近歴では記念の斡旋しかないが、
過去にはF1戦V歴もあり相性も良い。
マーク村田雅一(兵庫90期)との
近畿ラインも互角の評価。
南関東ラインは、松坂洋平(神奈川89期)の
機動力が中心になる。
前々回川崎では番手捲りでV奪取、
前回平塚G3では2.2.5.4着。
4日間番手戦だったが、
今節は同地区に強力な自力タイプ不在で、
しっかり位置を取っての戦いに
なるだろう。
西武園はあまり良績はないが、
好位キープからの仕掛けなら
一発の魅力ある。
マーク近藤保(千葉95期)との
ラインも強力だ。
あとは先行力ある
竹内雄作(岐阜99期)も争覇級。
援軍少なく評価を下げたが、
西武園バンクの特性を考えると、
V争いに加わっても不思議ではない。
北日本ラインは、
スピードある高橋晋也(福島115期)、
先行力ある櫻井祐太郎(宮城117期)、
西武園で相性の良い
小笠原光(岩手117期)と
若手機動力型が揃い、
実績No.1の伏見俊昭(福島75期)との
連係なら波乱を呼ぶか。
森田優弥-武藤龍生の
地元ライン優勢とみて、
武藤の差し切りVに期待する。
実績ある稲垣裕之の逆転は互角。
松坂洋平の一発も魅力ある。