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RACE2022.5.17

<5月15日~17日>西武園競輪 第66回サンケイスポーツ杯 Fl「レース展望」※5/17更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望

北日本ラインは特選同様、
福島の渡邉-成田の同県同期コンビ。
九州ラインは準決勝戦同様、
福岡の北津留-園田の北九州コンビ。
南関東ラインは初日予選同様、
千葉の岩本-成清の千葉コンビ。
関東単騎の群馬の佐々木は
単騎自力戦となり、
2対2対2対1の細切れ戦となった。

連勝で勝ち上がりを決めた
北津留と岩本にレース後に話を聞いた。
北津留は連日
「仕掛けのタイミングを逃している」
と反省していたが、
準決勝戦は突っ張られて、
脚を使ってからの捲りは“強い”の一言。

岩本は準決勝戦について
「佐々木が強かったが、
3番手から仕掛けられて、
乗り越えたのは自信になる」
と満足する走りができたようだ。

渡邉も準決勝戦は、
早めに巻き返しての
マイペース逃げ切り勝ちは、
上がりタイムも良く流石の走りだった。

佐々木も、岩本が言うように
いつもより長い距離を踏むレースに
なったが、良く粘っていた。

先行は、長い距離を踏める
渡邉か岩本のどちらか?
北津留は4角カマシの可能性はある。
徹底先行タイプ不在で、
早めからの主導権争いにはならないが、
順番が来れば行くレースになりそう。
最終的に先手ラインの
3番手取れたラインが
優勝に近いとみるが、
先行する覚悟がないと
その位置は取れない。
位置取り甘い北津留は
好位取れれば良いが、
このメンバーで後方になると厳しくなる。
実力者揃いでレース展望も
読みづらく難解で、
誰が勝ってもおかしくないが、
渡邉の先行、
3番手岩本とみて、
岩本の完全Vに期待する。
福島コンビの逆転は互角。
北津留-園田の一発も魅力あり。
単騎佐々木も怖いが、相手が揃った印象。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(5/17)推奨レース

☆2レース「井上の機動力上位」

 ◎○△ ×注
 143 256

☆6レース「関東ライン優勢」

 △  ×◎○ 注
 36 154 27

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園FⅠ戦展望


強力なメンバー揃い、
各ラインともに機動型もいて激戦模様も、
成田和也(福島88期)の捌きに期待する。
今年に入り2月取手のG1全日本選抜、
3月宇都宮のG2ウィナーズカップで優出を果たし、
前回地元のG1日本選手権では2次予選敗退ながら、
3度の確定板入りと存在感ある走りを見せていた。
的確なマーク技術と差し脚の切れは、今節No.1。
同県同期の渡邉一成(福島88期)との
タイトルホルダーラインは格上の存在だ。
西武園は2018年4月記念1.7.3.④着以来、
久しぶりの参戦となるが、
F1戦V歴もあり縦横無尽の走りで、
目標不発でも目が離せない。

渡邉一成のダッシュを生かした自力も好勝負必至。
西武園は昨年4月記念8.2.5.3着、準決勝戦敗退も
町田太我(広島117期)との力勝負は、
見応えがあった。
航続距離が短くなると
成田を振り切る場面もあるか。
福島コンビが主力。

対するは島川将貴(徳島109期)、
宮本隼輔(山口113期)の機動力。
島川将貴は年始の和歌山記念で落車欠場後、
高知記念で優出前回G1日本選手権でも1勝を挙げ、
落車の影響は感じられない。
近況捲りになる事も多いが巻き返しは早い。
宮本隼輔は2月奈良記念準V、
前回G1日本選手権で2勝を挙げ、
グレード戦でも結果を残している。
航続距離は長くはないが、
レースセンスは光るものがある。
共に西武園は初参戦となり、
バンク特性を掴めるか?が鍵になりそう。

マーク陣も桑原大志(山口80期)、
渡部哲男(愛媛84期)、池田憲昭(香川90期)、
久米康平(徳島100期)と援軍揃い、
勝ち上がり次第では別線の可能性もあるが、
中四国ラインは層が厚い。

北津留翼(福岡90期)-園田匠(福岡87期)の
北九州コンビも差はない。
位置取りの甘さでやや評価を下げたが、
北津留翼のスピードある捲りは威力抜群。
前回G1日本選手権でも捲り連発し、
2次予選では、SS班郡司浩平(神奈川99期)を
捲り切るも、不運な車体故障に泣いたが、
インパクトは大だった。
園田匠は位置に関係なく、
差し脚切れる縦脚とコース取りは確か。
北津留の仕掛けに乗って、直線突き抜けは要注意。

関東ラインは、地元の黒沢征治(埼玉113期)と
関東期待のホープ佐々木悠葵(群馬115期)が参戦。
黒沢征治は近況一息で、
前回2月の当所2.4.4着あたりから、
リズムが良くないように思える。
前回G1日本選手権最終日に失格もしており、
地元戦の今節復調のきっかけを掴みたい。

佐々木悠葵は、近況は戦法に幅が広がってきており、
押さえ先行や番手戦も増えてはいるが、
安定感には欠ける。
ダッシュを生かしたカマシ・捲りに
威力があるので、持ち味を生かしたい。
西武園は前回昨年6月完全Vを逃げ切りで飾っており、
バンクのイメージは良くなったはず。
黒沢との前後は微妙も番手戦ならアッサリもあるか。

あとはパワーある自力型で、
F1戦は安定感ある岩本俊介(千葉94期)と、
九州期待のホープ松本秀之介(熊本117期)にも
注目したい。

好メンバー揃い、どのラインからも狙えるが、
渡邉一成-成田和也の福島コンビが主力とみて、
番手成田和也が中心。
島川将貴、宮本隼輔を軸に中四国ラインも
互角の評価。
北津留翼-園田匠の北九州コンビの一発も魅力ある。
地元の黒沢征治、佐々木悠葵の関東コンビは、
地の利を生かせば、点数以上の評価が必要。