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RACE2022.10.17

<10月15日~17日>西武園ナイター競輪 第10回東京スポーツ杯 F2「レース展望」※10/17更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園A級決勝戦展望

271  35  64

準決勝戦全てがライン決着だったので、
それぞれ準決勝戦同様の並びになり、
関東ラインは、
山梨の新井に東京の西村。
西日本ラインは、
岡山の滝本に同県の小川がつく岡山コンビ。
北日本ラインは、
特選、準決勝戦同様、
宮城の阿部に青森の大崎。
南関東単騎の静岡の丸山は、
特選同様に北日本の3番手を選択し、
2対2対3の3分戦となった。

ラインの先頭を走る自力型3人の比較は、
連日先行している阿部は、積極性も力も1番。
滝本は調子上向きの状態での参戦だったが、
西武園の相性抜群で
(2018年ナイターV・2020年ミッドナイト完全V)、
自信持って走っているように見える。

新井も西武園は好相性で、
連日展開が向いてはいるが、
準決勝戦逃げ切りは立派。
コメントは、阿部と滝本は「自力」だが、
新井は、「自力自在」。
静岡の丸山が
北日本の後ろを選択したのが大きく、
ライン3車の阿部の先行が有力。
滝本は準決勝戦先行したが、
西武園の優勝はいずれも捲りだった。

新井は
「行けるところから」
ともコメントしていて理想は中団か。
阿部が先行なら、準決勝戦差し切った
大崎の2021年番手差しVの再現は十分だ。
3番手丸山の伸びも良く、
北日本プラス丸山の3人の
V争いが本線になる。

滝本は番手の小川が仕事もできるので、
腹括っての先行もあるが、
勝ちパターンは捲り。
新井の出方が鍵になる。
あくまで中団に拘るか、
番手勝負もあるか?
中団に拘るようなら、
滝本のカマシもあり。
阿部の番手に飛びつきなら、
滝本の捲りが決まるか。

番手競りなく、
ライン3車の阿部の先行とみて、
番手大崎が展開有利にV最短とみる。
阿部がマイペースなら、
逃げ切りVも互角。
北日本ライン優勢だが、
個人的には西武園相性抜群の
滝本の一発を狙いたい。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(10/17)推奨レース

☆2R A級チ一般「藤野の機動力中心」

  ○
  3
 ◎△×   注  
 275 4 16
  競
  り

★11R A級チ決勝「121期対決」

 ×注  ○△ ◎
 175 24 36

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園F2戦展望


実力差なく激戦模様も
阿部架惟都(宮城115期)の
機動力に期待する。
先行力もあるが捲りの切れはシャープだ。
北日本ラインの先頭なら
積極性アップの走りも多く
末を欠くシーンもある。
今期まだVなしも、
前期S級戦でも積極的なレース多く
強力な自力タイプ少ない今節は
シリーズを牽引する。
西武園は2019年12月に
チャレンジ戦で1.4.6着
昨年2月に1.7.1着と優出はないが
内容は悪くない。

阿部マークは西武園V歴あり
差し脚切れる大崎和也(青森92期)。
阿部が早めに主導権取るようなら
差し切りまである。

未知数ながらレースセンスある
平山優太(福島119期)もおり
北日本ラインが主力。

名川豊(福岡99期)が安定感抜群。
前回地元小倉完全Vは
決勝戦最終3角最後方からの
捲り追い込みが届き
初日特選も最終2角最後方から捲り快勝と
縦脚の切れは抜群だった。
西武園は2019年6月に1.7.2着。
初日は番手奪取しての差し切り勝ち
準決勝戦は捲り不発
最終日は番手戦も捲られ2着と敗れはしたが
戦法に幅のある走りを見せていた。
九州ラインで谷本奎心(鹿児島117期)目標なら
近況の充実度からも逆転候補。

菅谷隆司(東京96期)もV候補の一角。
今年V4と戦歴は上位。
近況は長い距離を踏むレースは減ってきたが
自力自在戦で戦い
前回は2.1.②着の準Vで
3日間目標がいたレースだったが
自分の役割を果たすレース内容だった。
西武園はチャレンジ戦完全V以外は
あまり目立った成績はなく
良くも悪くもない印象。
同県の西村行貴(東京92期)
地元の小玉勇一(埼玉113期)
高瀬卓(埼玉87期)と埼京ライン揃い
菅谷隆司を軸に結束できればチャンスあり。

小玉勇一の機動力も魅力だ。
長い距離も踏め
展開次第でなんでもできるのが強み。
西武園はチャレンジ戦V
前回は今年3月に1.2.④着
準V1回と好走のイメージが強い。
埼京ラインの先頭で
地元3割増に期待したい。

あとは実力者の丸山啓一(静岡74期)の
差し脚もV圏内。
支部長の公務兼任ながらも
今期はV1準V2回と
高いレベルで安定している。
横よりは縦脚勝負タイプなので
南関東ラインに強力な自力タイプ不在で
位置取りが鍵になりそうだ。

岡山トリオも要警戒だ。
ベテランマーカー小川巧(岡山57期)を軸に
捲り兼備の山崎泰己(岡山101期)
機動力があり西武園V歴のある
滝本泰行(岡山107期)と
争覇圏内の選手が揃った。
特に滝本泰行は
2020年1月完全Vの力強いレースが
印象に残っており
本人もイメージは良いはず。
点数以上の走りに期待したい。

実力差なく激戦だが
強力な自力タイプ少なく
阿部架惟都の機動力中心のシリーズとみた。
展開不問で名川豊と菅谷隆司は逆転候補。
丸山啓一は目標次第もレースの読みは確か。
小玉勇一と滝本泰行には一発の魅力十分とみる。