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RACE2022.12.21

<12月19日~21日>西武園ナイター競輪 第28回テレ玉杯 F2「レース展望」※12/21更新

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園A級決勝戦展望

並び

613 42 57

西日本ラインは、初日特選同様、
熊本の松尾に岡山の立花。
初日特選では、
西日本ラインの3番手を回った岡山の藤原は、
茨城の木村の後ろを主張、
木村-藤原の即席ラインが出来上がり、
荒木-戸邉の地元ラインに
静岡の丸山が付く東日本ラインが形成され、
2対2対3の3分戦となった。
並びの経緯は最終レース終了後、
西日本の3人が話し合い、
松尾は「自力自在」のコメント。

立花は、松尾マークで「好きに走れ」と松尾に伝えたが、
藤原は「関東並ばせたら面白くないから、
関東の並びを聞いてから」と一旦は保留した。
関東の3人は最初は連係するつもりでいたが、
藤原が「どうあれ木村君へ」とコメントした為、
戸邉が「自分も自力選手なので、
別線で戦いたい」と言い、木村も承諾した。

埼玉の2人は今年3月前橋で連係し、
戸邉が前回りで荒木1着、戸邉落車。
荒木が「今度は俺が前で頑張るよ」と言い、
戸邉が番手になった。
近くにいた丸山は「それなら地元へ」とコメントした。
荒木、戸邉、木村の3人は、
連日先行していて、
戸邉の前を回る荒木が積極的に仕掛けそう。
松尾は準決勝戦、4番手からの捲り追い込み届いたが、
本人的には「状態はあまり良くない」と言う。

木村は準決勝戦、
楽に先行出来たのに松尾に差されたのが不満のようで、
「ゴール前まだ踏めたな。明日はA級最終戦、
勝って締めたい」とV宣言。
戸邉は前回10月当所で初V。
その時も決勝戦は番手戦だった。
ライン3車の利を生かして、荒木の先行とみる。

松尾は、中団は確保したい。
木村は、初日予選のように
長い距離を踏めるタイプだが、
後ろが藤原だけに捲りに構えるか、
荒木のペース次第では、叩き切るか。
機動力に勝る木村が、勝ちに徹してV最短とみる。
展開生かして、戸邉の逆転も十分。
関東両者で踏み合いなら、松尾の一発もあり。

競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(12/21)推奨レース

★4R A級チ選抜「中四国ライン優勢」

 ◎○△  ×  注
 2517 34 6


★10R A級チ決勝「121期対決」

 ×注  ◎△ ○
 146 27 53

競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園L級ガールズ戦展望


太田りゆ(埼玉112期)のスピードが抜けている。
ナショナルチーム所属で
パリ五輪を目指す
日本期待の星が地元参戦する。
10月世界選手権の200mのタイム
10秒734とスピードの絶対域が違う。
前回小倉のガールズGPトライアル1.1.③着は
決勝戦最後方からのレースとなり、
残念ながら届かなかったが、
予選1では小林優香(福岡106期)の
捲りの上を捲って上がりタイム
11秒5は圧巻の走りだった。
西武園は過去3戦(単発レースを除く)
決勝戦7.7.4着と良績はないが、
前回8月オールスターの
ガールズドリーム4着は、
最終ホームからのカマシ先行で、
直線飲み込まれたが
見せ場たっぷりのレース内容だった。
本格化した現状なら
当然のV候補筆頭格挙げる。

対するは、久米詩(静岡116期)の機動力。
自力基本になんでもできるタイプで
展開に左右されづらい。
今年V4準V8回と安定感は抜群。
西武園は前回8月オールスターの
ガールズドリーム7着も今年3月準V
完全V歴もあり、相性は悪くない。
太田りゆより前で戦えれば
チャンスはあるか。

元祖先行職人の
加瀬加奈子(新潟102期)も元気いっぱい。
今期は全て優出しており、V2を飾り、
10月函館では逃げ切り完全Vと先行力は健在。
121期の弟子達からも
「師匠に負けないように走りたい」と
言われる走りは素晴らしいの一言。
西武園は近歴では今年2月6.5.1着も
過去7戦準V5回と優勝こそないが
成績は安定している。
バンク特性生かせば、V争い必至。

山口伊吹(長崎116期)もV候補の一角。
自力自在戦で戦うが、
位置取り重視のスタイル。
前回別府の落車欠場が気になり割引いたが
今年V5と116期在校成績第1位が本格化してきた。
西武園は初参戦となるが、
前々攻める走りができればV争いに加わってくる。

ルーキー河内桜雪(群馬122期)が気になる存在だ。
新人ながらガッツ溢れるレーススタイルで
位置取りも厳しい。
在所成績第3位、大宮のルーキーシリーズ準V、
本格デビュー後の優出率も高く
レースセンスある走りは
今後の活躍が楽しみな1人。
西武園は初参戦となり
好位キープできれば、面白い存在。

あとは、先行力ある畠山ひすい(北海道122期)と
近況復調ムードの増茂るるこ(東京102期)までが
優出圏内。

太田りゆのスピード断然で地元V最有力。
久米詩と加瀬加奈子は、
太田より前で勝負して逆転を狙う。
山口伊吹と河内桜雪は好位狙いになるか。