<12月24日~26日>西武園ナイター競輪 第96回スポーツニッポン新聞社杯 F1「レース展望」※12/26更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
51 24 637
南関東ラインは、準決勝戦同様、
千葉の岩本に神奈川の佐藤。
九州の2人は準決勝戦同様、
佐賀の青柳に熊本の松岡が付き、
さらに岡山の筒井が3番手を選択して
西日本ラインを形成し、福島の山崎の後ろを
地元の武藤が付く東日本ラインが出来上がり
2対2対3の3分戦となった。
地元の武藤に山崎との連係について聞くと
「だいぶ前の西武園の準決勝戦で連係して、
決勝戦に乗せてもらった」と言うので山崎に聞いてみると、
山崎が先行して武藤3番手、
「ラインでワンツースリーでした」とはっきり覚えていた。
山崎は今節の前検前日のウエイトトレーニングで
腰を痛めたらしいが初日よりは良くなっていて、
ケアして決勝に備えるとのこと。
武藤も完調とまではいえないが、準決勝戦1着は大きい。
青柳は準決勝戦で松岡に迷惑かけた事を反省していて、
筒井がついてライン3車になったのも大きく
決勝戦は、積極的に仕掛けそう。
岩本は連日先行しての勝ち上がりで
松戸からの調子落ちも見られず、展開も向いてはいるが、
やはり力が違う。
自力型3人の中で唯一「先行基本」とコメントしたのは青柳。
格と年齢的にも挑戦者の青柳の先行が有力。
中団をどちらが取るか?
山崎前受けなら岩本が一度切って中団キープしそう。
山崎中団なら岩本はカマシに行くとみて、岩本のV期待。
腰の状態不安の為割引いたが、山崎の逆転も十分。
山崎次第では地元の武藤にもチャンスあり。
穴は、青柳目標から抜け出す松岡の一発。
競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(12/26)推奨レース
★2R A級一般「中四国ライン有力」
注 △ × ○◎
15 2 4 736
★9R S級特選「九州ライン優勢」
◎○ 注× △
27 41 63 5
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園F1戦展望
好メンバー揃い、激戦模様だが
岩本俊介(千葉94期)の機動力に期待する。
前回松戸G3で自身4度目の記念Vを達成、
7月玉野サマーナイトフェスティバル準Vと
グレード戦でも活躍。
F1戦では今年V2準V2回と
安定した成績を残している。
近況は一度動いて位置を取って
仕掛けるスタイルで
カマシ・捲りの破壊力は抜群だ。
西武園は近歴では
今年8月オールスターは不運な失格、
5月1.1.②着の準V、昨年3月V奪取と
1着多く、F1戦の信頼度は高い。
南関東ラインで
マーク松谷秀幸(神奈川96期)は縦脚あり
追走技術も高いので
南関東ラインがV争いをリードする。
対するは園田匠(福岡87期)の差し脚。
今年は優勝こそ地元小倉F1戦1回だけだが
6月岸和田の高松宮記念杯決勝3着と
G1戦でも結果を残していて
展開不問の差し脚は脅威だ。
西武園は近歴では
今年8月オールスター4.2.4.2.4着、
5月4.2.④着、昨年4月記念1.3.2.⑦着と
優出しており、悪くない印象。
九州地区は上田尭弥(熊本113期)、
伊藤旭(熊本117期)、青柳靖起(佐賀117期)の
若手機動力タイプと
実績ある吉本卓仁(福岡89期)がおり、
目標にも困らないだろう。
逆転のV候補。
戦歴最上位の山崎芳仁(福島88期)もV候補の1人。
近況はG1小倉競輪祭で1勝を挙げ
前々回松戸G3では
惜しくも優出ならなかったが
グレード戦でも存在感を示した。
前回立川は好メンバー揃った中、
脚を使っての番手捲りで
同県同期の成田和也(福島88期)との
ワンツーは強かった印象。
西武園は前回8月オールスター8.8.7着、
前々回2021年2月3.3.1着と優出逃すも
その前はF1戦2連覇、
過去には記念Vもあり、相性は良い。
マーク内藤宣彦(秋田67期)をつけての
自力自在戦になるが
坂本紘規(青森117期)が勝ち上がれば
チャンスは広がる。
地元の武藤龍生(埼玉98期)もV候補の一角。
近況は失格や途中欠場が続き
状態面が心配されるが
今年も名古屋のG2共同通信社杯決勝3着と
グレード戦でも結果を出している。
西武園は今年8月オールスター1.3.5.4.3着、
4月F1戦2.5.1着で優出逃すも
F1戦は常に優出している印象で
地元戦優出はノルマ。
関東ラインで金子幸央(栃木101期)、
小林泰正(群馬113期)や
同県の片折亮太(埼玉92期)目標に
チャンスを掴むか。
近況好調な磯田旭(栃木96期)、
安定感ある岡田泰地(栃木100期)もいて
関東ラインも好勝負可能。
最後に佐々木龍(神奈川109期)に注目したい。
今期A級に降級したが
競走得点ランキング第1位、優勝回数10回と
圧倒的な成績を残し
前回広島のレインボーカップ優勝で
特進を果たした。
西武園は今年10月格の違いで完全Vを飾っている。
追い込み主体も縦脚あり
降級前の今年6月取手で捲ってV奪取と
S級でも通用することは間違いなし。
縦横無尽の走りで
今節の台風の目になるか?注目したい。
機動力に勝る岩本俊介が中心で
マーク松谷秀幸との南関東ラインが本線。
援軍揃う園田匠が逆転候補。
実績ある山崎芳仁と
地元の武藤龍生もV圏内とみる。