<1月8日~10日>西武園競輪 第61回報知金杯 F1・関東カップ「レース展望」※1/10更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
71 5 643 2
関東の5人は話し合いの末、
埼玉の山田-久木原の地元ラインと
茨城の橋本(壮)に
栃木の橋本(瑠)-坂井がつく
栃茨ラインに分かれ、
福島の成田と広島の大川は
それぞれ単騎戦を選択し、
3対2対1対1の細切れ戦となった。
S級デビュー戦の山田と橋本(壮)が
ラインの先頭を任されたが、
橋本が連日逃げ切り勝ちに対して、
山田は主導権を取れていない。
本人も優出は素直に喜んではいたが
先行しに行って
出切れていないのは不満の様子。
橋本(壮)は体調面で不安があったようだが
思った以上に走れているようだ。
橋本(瑠)の状態が抜群に良く見える。
元来のカマシ・捲りのイメージを
払拭する走りで、長い距離を踏んで
上がりタイムも優秀だ。
坂井は「力が入らない。
調子が良くない」と言い
準決勝戦も仕掛けが
遅くなったことを反省していた。
成田は準決勝戦2着は高橋が橋本(壮)に
追いつかなかっただけで、
状態は問題ないが目標不在でどうか?
本人も「迷った。難しい」と困惑の様子。
成田の出方がポイントになりそう。
大川は関東両者の
叩き合いを待って仕掛けたい。
成田が番手勝負には行かず
橋本(壮)がライン3車の利を生かし
無欲の先行とみて、
番手橋本(瑠)のVに期待する。
橋本(瑠)番手発進なら
坂井の差し切りは十分。
山田次第で久木原の一発と
展開不問で実力者成田の強襲は押さえたい。
競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(1/10)推奨レース
★7R S級一般「原田の機動力上位」
◎△ ×○注
147 6 352
★10R A級決勝「土屋の地元V期待」
◎○ 注 △ ×
641 2 73 5
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園F1戦展望
好メンバー揃い、激戦模様も
坂井洋(栃木115期)の機動力に期待する。
一昨年にG3初V、昨年は小倉競輪祭で
G1初優出を果たし、グレード戦でも
結果を残してきた。スピードある
カマシ・捲りが主戦法となるが
捲りの切れは一級品で
タイトルを狙える位置まできている。
西武園は前回昨年8月の
G1オールスター8.3.4.4着と
結果は出せなかったが
F1戦は2戦してV1準V1回と
相性は良く、V候補筆頭に挙げる。
対するは、安定感抜群の
成田和也(福島88期)。
昨年はG1決勝戦優出4回、
最後の競輪祭決勝戦まで
グランプリ出場権をかけて戦っていた。
前回立川Vは同県同期の
山崎芳仁との
見事な連係でワンツーを決めている。
西武園は前回昨年8月の
G1オールスター1.2.2.3.⑧着と
優出を果たし、5月F1戦では
同県同期の渡邉一成を
差し切りVと近歴は良い。
同県の高橋晋也(福島115期)目標から
逆転を狙う。
和田真久留(神奈川99期)と
小原太樹(神奈川95期)の
神奈川コンビも差はない。
和田は番手のレースが増えたが
切れのある捲りが武器で
前回昨年8月G1オールスターでも
2勝を挙げている。
小原は追い込み主体も縦脚兼備、
昨年11月G1小倉競輪祭決勝3着と
グレード戦でも結果を出している。
自在脚質の簗田一輝(静岡107期)も
復調しており、積極タイプ不在だが
南関東ラインも好勝負になる。
西日本ラインは、安定感抜群の
岩津裕介(岡山87期)を軸に
一発の魅力ある原田研太朗(徳島98期)と
近況好調な大川龍二(広島91期)の
中四国ラインが中心になる。
岩津は西武園F1戦V歴もあり
昨年8月G1オールスター2次予選を
単騎戦ながらも、大本命の
平原康多を破り
大穴を出した事は記憶に新しい。
原田研太朗は冬場の重いバンクは
得意なので、捲り一発の魅力は十分ある。
関東ラインは坂井洋を筆頭に
動ける地元の阿部大樹(埼玉94期)、
久木原洋(埼玉97期)や10月特昇後、
いきなりS級初Vを飾った
橋本瑠偉(栃木113期)、
特昇初戦となる橋本壮史(茨城119期)、
S級初戦を地元で迎える
山田雄大(埼玉117期)、
あと2勝で通算900勝の
レジェンド神山雄一郎と
注目選手多く、関東ラインが優勢。
安定感ある成田和也と岩津裕介が逆転候補。
和田真久留と原田研太朗の一発に要警戒。