<4月19日~21日>西武園競輪 第65回日刊スポーツ新聞社杯 & 第8回ニッカン・コム杯 Fl 「レース展望」 ※4/21更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
146 2 573
関東ラインは、準決勝戦同様、
宿口-中田の地元コンビに
山梨の志村がライン3番手。
北日本ラインは準決勝戦同様、
青森の坂本に宮城の大槻、
北海道の菊地が3番手を固め
愛知の吉田は単騎戦となり
3対3対1の実質2分戦となった。
ラインの先頭を走るのは宿口と坂本。
状態の良さは坂本。
連日、西武園バンクながらも捲り連勝。
準決勝戦後に大槻に話を聞いてみると、
「貴史は仕上がっている。
抜けると思ったが、強かった。
決勝戦は抜きたい」
と絶賛していた。
坂本自身も、
「調子は良い。もっと上げていきたい」と
上積みもありそう。
宿口は連日番手戦で準決勝戦、
末木と嶋津のモガキ合いで
脚を削られた部分もあるが、
吉田の捲りに対応出来なかった点は
いただけない。
しかし、繰り上がり3着で決勝戦に
進出できたのは、運がある。
インタビュー後も
中田ともどもセッティングを
微調整する姿が印象的だった。
宿口も坂本も徹底先行タイプではないが、
立場的に坂本の先行が有力。
宿口は前検日に平原康多の前を回るには、
「最終バックを取るレースをしないと駄目」
と言っていたがまずは地元Vが必須。
地元戦だけに「勝ち」に拘りたい。
吉田は坂本と宿口が踏み合いになるか、
宿口が変化技を出した時にすかさず
仕掛けられれば一発も可能。
実績と地の利を加味して
宿口の地元初Vに期待する。
番手中田は追走専念。
状態良い坂本が、タイミングよく
主導権取る事ができれば、
番手大槻との連独占も可能。
競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目(4/21)推奨レース
★5R S級一般「中井の機動力断然」
◎○△ 注 ×
415 2 63
★11R A級決勝「地元ライン優勢」
注 ○×◎ △
36 571 42
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園レース展望」
好メンバー揃い、激戦模様も
坂井洋(栃木115期)の機動力に期待する。
スピードある捲りを主戦法に
昨年11月競輪祭でG1初優出を果たし
グレード戦での更なる活躍が期待される。
前回富山F1完全V、
前々回玉野G3でも優出しており
状態は悪くない。
西武園は前回今年1月4.1.⑤着
F1戦は3戦中V1準V1回と
バンク特性的に
向いてはいないが成績は良い。
関東ラインで武田豊樹(茨城88期)、
宿口陽一(埼玉91期)と援軍揃い
捲り一撃に期待する。
坂井マークの武田豊樹は
近況1着も増えてきて復調ムード。
坂井の仕掛け次第では差し切りも可能。
地元の宿口陽一は前回高知G3で
優出逃すも2勝を挙げ、決め脚は確かだ。
西武園は近況は
昨年のオールスターで2勝を挙げ
G3も連続優出とホームバンクでもあり
アドバンテージは大きい。地元初Vも狙える。
関東ラインは小林泰正(群馬113期)、
黒沢征治(埼玉113期)、末木浩二(山梨109期)、
伊藤慶太郎(埼玉107期)の
機動力タイプも揃っており
層が厚く、関東ラインが本線になる。
対するは、野口裕史(千葉111期)と
和田健太郎(千葉87期)の千葉両者。
野口は戦法的に成績にムラはあるが
強力な先行力は魅力。
西武園は昨年3月1.1.⑥着、
一昨年のG3逃げ切りでの完全Vは
インパクト大の走りだった。
バンク特性生かし
すんなり先行出来れば逃げ切りは十分。
マーク和田健太郎は野口援護からの
差し切りを狙うが、西武園バンクだけに
野口の押し切りを上位に取りたい。
南関東ラインでは近況成績上昇中の
佐々木眞也(神奈川117期)が
なんでもできる自在性を生かして
V争いに加わってくるか。
中部近畿ラインは
機動力ある中井太祐(奈良97期)に
縦脚あるガッツマーカー
三谷将太(奈良92期)の
奈良コンビと破壊力ある
吉田敏洋(愛知85期)に
差し脚切れる岡本総(愛知105期)の
愛知コンビもV圏内。
北日本ラインは坂本貴史(青森94期)、
嵯峨昇喜郎(青森113期)の
スピード自力タイプに実績ある
大槻寛徳(宮城85期)、
菊地圭尚(北海道89期)と
マーク陣も確かで坂本貴史の一発が魅力。
あとは地味だが地元の
中田健太(埼玉99期)に注目したい。
近況成績上昇中で差し脚も切れている。
前回松戸の失格は残念だったが
前々回四日市G3決勝戦では
SS班守澤太志(秋田96期)に
競りかける闘志溢れる
レースを見せ爪痕を残した。
地元同士の宿口陽一、黒沢征治、
伊藤慶太郎の機動力タイプ揃い、
目標には困らない。
V争いに加わりたい。
G1戦で結果を残しているメンバー揃い
坂井洋のスピード上位とみて
関東ラインが優勢。
バンク特性生かし、野口裕史の先行力が
脅威で南関東ラインが逆転を狙う。
中部近畿ラインと北日本ラインは
戦力揃うも大砲が不在なのでどこまで戦えるか。