<5月10日~12日>西武園ナイター競輪 第67回サンケイスポーツ杯 F1「レース展望」※5/12更新
競輪解説者 田淵浩一氏による 西武園S級決勝戦展望
並び
42 571 63
茨城2人は小畑-山岸ですんなり
鈴木-武藤の埼京ラインも決まったが
鈴木の出方が決まらない。
宮城の菅田も関東結束だと厳しいけど
別れるなら考えると
鈴木のコメントが注目された。
菅田に聞かれた鈴木は自転車整備しながら
「考え中です。後ろ(武藤)もいるので
茨城の後ろは考えていない。
自分でやるか小森さんに
付けるかですかね」と答えた。
菅田は鈴木が自分でやるなら細切れ戦、
鈴木が小森に付けるなら
大石との連係も考えている様子。
結局、鈴木は小森マークを選択し
初日特選同様、小森-鈴木-武藤のライン3車。
菅田はそれなら3分戦の方がチャンスあると考え
大石マークを選択し、2対2対3の3分戦となった。
菅田に南関東の自力選手に付いたことあるか?と
尋ねると「根田空史に付いたことがある。
今後の経験の為にも大石に任せることにした」と
先を見据えての考えのようだ。
ラインの先頭の3人は大石は初日特選、
小森に叩かれ、準決勝戦は
道場マークだったので風を切ってないが
準決勝戦は良く伸びた。
状態面を聞いてみると
「前回よりは良い。西武園は
S級初Vの思い入れがあるバンクなので
頑張りたい」と上向きの様子。
小森は連日積極的に主導権を取り状態は良い。
本人に聞いてみると
「今回からの新車が合っていて
良い反応ができている。
フォームとペダリングを煮詰めたい」と
上積みもありそう。
小畑は後続の牽制もあったが、
準決勝戦逃げ切り勝ちは立派。
今節、茨城2人参加で
山岸に身体の使い方のアドバイスや
自転車のセッティングを見てもらい
結果を残した。
決勝戦は「恩返しをしたい」とキッパリ。
先行はやはり1番若く、
同県の先輩つける小畑が有力。
ライン3車の小森も
身体が反応しているのでカマシは十分。
大石は後ろが他地区の菅田なので
無理駆けはないだろう。
小畑の主導権を小森が叩きにいき
大石が捲る展開とみて
番手山岸に期待する。山岸番手捲りも
3番手に小森か大石になるので
他のラインもチャンスはある。
逆転候補は、大石に乗る菅田。
脚力は1番なので、脚を溜めて
直線一気のシーンもあり。
小森が叩ききれば、初日特選同様、
鈴木にも勝機あるので、激戦必至とみる。
競輪解説者 田淵浩一氏による 3日目最終日(5/12)推奨レース
★2R A級一般「栗本の逃げ切り有力」
◎○× 注
3146 2
75
△
競競
りり
★10R A級決勝「関東ライン強力」
○◎△ × 注
5146 2 73
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園レース展望」
ダービー直後で傑出者不在の中、
菅田壱道(宮城91期)のスピードに期待する。
今期2班で予選スタートとなるが戦歴は上位。
近況、前回久留米車体故障、
前々回松山途中欠場と流れは良くはないが
F1戦は1着多く、信頼度は高い。
西武園は前回昨年11月、前々回昨年2月、
連続V中と近歴は抜群。
同県で先行力ある櫻井祐太郎(宮城117期)、
3月高松V奪取し、
差し脚切れる齋藤登志信(宮城80期)、
自力自在戦の石井洋輝(福島115期)と援軍揃い
今節のV候補筆頭に推す。
対するは、山岸佳太(茨城107期)の自力自在戦。
近況は目標あるレースも多く、
バック数は減ったが、
自力基本のスタイルは変わらない。
位置取りも苦にしないので
後手は踏まないタイプ。
西武園は昨年8月G1オールスター8.9.8着以来の
参戦となるが、デビュー戦1.1.②着の準V、
1.2班戦初Vのメモリアルバンクで
イメージは良いはず。
栃茨ラインの岡田泰地(栃木100期)、
地元の武藤篤弘(埼玉95期)、
同期の鈴木竜士(東京107期)、
徹底先行タイプの中嶋宣成(長野113期)と
関東ラインは戦力的にも強力。
同県後輩小畑勝広(茨城115期)や
中嶋宣成と同乗なればチャンスは広がる。
F1戦の今節、V争いは必至だ。
近畿ラインは小森貴大(福井111期)、
福永大智(大阪113期)の機動力タイプが
中心になる。小森は以前の
徹底先行タイプではなくなったが
捲りの切れも良く、
戦法の幅が広がっている印象。
3月取手で地元山岸相手に
福永目標から番手捲りでV奪取している。
西武園は昨年8月G1オールスターの
6.4.9.8着以来の参戦となるが
F1戦は一昨年12月1.1.⑥着と
連勝で優出を果たしている。
福永はダッシュを生かした
カマシ・捲りが強力。
G3でも勝ち星を挙げており
一発の魅力は十分。
西武園は昨年3月5.5.3着。
メンバーと展開負けで
連日主導権取る積極的な
レースをしており、内容は悪くない。
実績あり、自力タイプの
川村晃司(京都85期)、松岡健介(兵庫87期)、
追い込みタイプでは病欠後の不安はあるが
藤田勝也(和歌山94期)がおり
勝ち上がり次第では好勝負になる。
南関東ラインは、先行力ある
大石剣士(静岡109期)、道場晃規(静岡117期)、
自在性ある簗田一輝(静岡107期)の
静岡トリオに注目。
大石の前回久留米途中欠場は気になるが
立て直してくれば、
力的にもV争いに加わってくる。
道場はレースの組み立て次第では
点数以上の評価は筆頭。
簗田は縦メインの自在タイプ。
大石や道場と同乗なら逆転も可能だ。
実績とスピードに勝る菅田壱道が
西武園3連覇目指し、シリーズを牽引する。
自力自在戦の山岸佳太も差がなく
小森貴大、福永大智、大石剣士、道場晃規の
機動力タイプは西武園のバンク特性を生かせば
Vチャンス十分とみる。