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RACE2023.5.18

<5月16日~18日>西武園ナイター競輪 第11回東京スポーツ杯 F2「レース展望」※5/18更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる 西武園A級決勝戦展望


並び
145 26 73

関東ラインは初日特選同様、
栃木の秋本に地元の土屋-小沼。
千葉コンビも初日特選、
準決勝戦同様、花田-小野。
中四国ラインは徳島の蒋野の後ろを
岡山の滝本がつき、3対2対2の3分戦となった。
中四国ラインは初連係となるが
最近は番手戦もこなすようになった滝本が
今回の準決勝戦含め、いままでのレースで
中四国地区のマーク選手が
離れているのを見ているので
「蒋野の踏み出しだけは、気をつける」と
気を引き締めていた。
地元の土屋は前検日に「自転車が進まないので
セッティングを変えてきた」と言ってたので
準決勝戦後に聞いてみると
「自力でやる分には良いですね。
番手戦はどうか?」と不安の様子。
蒋野と秋本は連日積極策で主導権を取り、
蒋野は「いつも通り。最後まで踏めている」と言い
秋本は「力を出せている。
決勝戦も自分のレースをして
ラインで決めたい」と主導権争いは必至。
花田は準決勝戦、番手が離れているのか?
車間を空けているのか?
判断が難しかったが「身体が反応していない。
状態はあまり良くないかも」と
着順ほどの手応えはなさそう。
地元の小沼も前回Vの勢いそのまま、
準決勝戦はさすがの捌きを見せた。
小野は花田が立ち遅れた分
届かなかったが直線の伸びは良かった。
西武園バンクの相性は
土屋が現在A級戦は2連覇中と抜群。
滝本は西武園ナイター初の覇者で
ミッドナイトもV歴あり、夜の西武園は得意。
花田も前々回Vでイメージは良い。
先行は秋本と蒋野がスタイル的にも拘りそうだ。
主導権争いは激しくなるか。
花田は「自在」のコメント。
3分戦だけに初日のようなイン粘りはないだろう。
先行争いになれば、緩んだところを
一気に仕掛ける可能性はあるが
基本は中団の位置取り重視になるだろう。
ライン3車と車番の利を生かして
秋本の先行とみて
番手土屋の西武園3連覇に期待する。
好位からの総力戦となる花田も
展開不問で好勝負は必至。
穴なら、蒋野が先行できれば
夜の西武園得意の滝本の一発が面白い。

競輪解説者 田淵浩一さんによる 3日目(5/18)推奨レース

★3R A級チ選抜「田の機動力中心」

 ◎△×     注
 631 2 4 7
  5
  ○
  競
  り

★9R A級特選「西日本ライン優勢」

 ◎○注  △×
 4317 256

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園ナイター競輪 レース展望」


鈴木美教(静岡112期)の戦歴が抜けている。
今年V8、目下4場所連続Vと
抜群の成績を残している。
何回も踏み直せる強靭な地脚を武器に
航続距離は長く、捲りの切れも一級品、
位置取りも上手い
オールラウンダーで死角は少ない。
西武園は久しぶりの参戦となり
2020年10月ガールズ6R制
1.1.③着以来となるが過去5戦V2、
初参戦で完全Vを飾ったレースは
大本命石井寛子(東京104期)の
真後ろから捲って勝つ
衝撃的なレース内容だった。
ガールズGP出場組不在の今節、
当然のV候補筆頭に推す。

対するは、地元
飯田風音(埼玉120期)の機動力。
以前ほどの積極性はなくなったが
レースの流れに乗る柔軟な走りが
できるようになってきて
今年V2はいずれも差し切りV。
まだ、レースの組み立てや
仕掛けのタイミングが甘く
安定感には欠けるが
捲りのスピードは上位陣と遜色ない。
今節は西武園バンクだけに
思い切りの良い仕掛けが欲しい。
西武園は 前回今年2月2.2.⑤着と
未勝利だったが、前々回昨年9月
2.1.①の地元初Vを
3日間先行して飾っており
バンク特性生かせれば逆転も可能だ。

那須萌美(宮崎114期)は
堅実なマーク戦で
今年準V6回と安定感は抜群だ。
力上位の鈴木美教に
照準を絞ってくるなら
逆転は厳しいも連候補筆頭になってくる。
西武園は過去2戦良績はないが
近況の充実度なら、V候補の一角。

あとは、先行力ある
加瀬加奈子(新潟102期)と
岩崎ゆみこ(岩手116期)が
V争いに加わってくる。
加瀬は4月奈良でV奪取しており
6場所連続優出中と元気いっぱい。
西武園は前回今年2月2.4.③着。
ガールズGP女王柳原真緒と
平塚のガルコレを制した
久米詩には敗れたが
飯田風音には先着を果たしており
過去準V5回とバンク相性も良い。
岩崎は前回函館途中欠場は気になるが
レース内容は悪くなかった。
トップスピードがもう少し欲しいが
出切ってからの粘りは評価できる。
西武園は前回今年3月3.3.④着と
初優出を果たし、イメージは良くなったはず。
積極的なレースに期待したい。

あとは 前回松山準Vの走りがインパクト大の
渡口まりあ(山口114期)と
近況上昇中の池上あかり(福岡122期)と
西武園走り慣れている
増茂るるこ(東京102期)までが優出圏内。

鈴木美教の1強ムードで断然のV候補筆頭。
逆転あれば、地元飯田風音の一発。
那須萌美は2.3着候補で
先行力ある加瀬加奈子と
岩崎ゆみこと渡口まりあが
バンク特性生かして
どこまで戦えるか?注目したい。