<6月25日~27日>西武園競輪モーニング7 第9回チャリ・ロト杯 F2「レース展望」※6/27更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる 西武園A級決勝戦展望
並び
154 26 73
関東ラインは、準決勝戦同様、
地元の片折-女屋に
茨城の浦川が3番手を回り、ライン3車。
南関東ラインは特選同様、
静岡の仁藤に千葉の山本。
西日本ラインは福岡の渡邉が前回りで
香川の宮崎が番手を回り
3対2対2の3分戦となった。
西日本ラインは自力タイプ2人なので
連係するかどうか?注目されたが
宮崎が「自力に拘りもなく
良ければ番手を回りたい」と
コメントし、渡邉も快諾した。
徹底先行タイプは不在だが
脚質とラインの厚みを加味すると
片折の先行が有力。
仁藤は車番的に一度押さえてから
その上を叩きにくれば、出させて中団、
来なければ、準決勝戦同様先行策か。
渡邉は中団理想で、
位置取りは自力3車の中では1番上手い。
片折は先行のイメージが強く
準決勝戦のレースが本来のスタイルだが
戦法的に自在性を意識していて
コメントも唯一「自力自在」。
押さえ先行よりは
位置を取って仕掛けたい様子。
状態面で一番良く見えるのは宮崎。
初日予選逃げ切り勝ち、準決勝戦は
主導権ラインに切り替え直線一気と
前回7.7.欠が嘘のような動き。
本人は「出来過ぎ。今年初優出なので
嬉しい」と笑顔が印象的だった。
地元の女屋も連日の差し切り勝ちで
準決勝戦は片折が長い距離を
踏んだこともあるが
余裕ある走りに見えた。
決勝戦はS級点獲得への
勝負駆けだけに地元Vで決めたい。
片折と仁藤は特別良くはないが
戦える状態。
片折は今は西武園がホームバンクで
走り慣れていているので
内容ある走りで、地元Vを狙いたい。
渡邉は前回腰痛で欠場し、前検日は
「走ってみて」と言っていたが
準決勝戦、中団から先に切って
3番手を確保、カマシてきたラインを
どかしながら捲り快勝と
格の違いを見せつけた。
腰の状態を聞いてみたら
「痛みは多少あるが問題ない。
初日良くなかったレース感も
良くなった」と不安はない様子。
ライン3車の利と地元の
アドバンテージを加味して
片折が主導権とみて
番手女屋の地元Vに期待する。
航続距離が短くなれば
片折の押し切りも可能。
万全の状態ではない分、
割り引いたが格上の渡邉が逆転候補。
組み立てと位置取りも上手く
中団確保からの捲りで
あっさりのシーンも十分。
仁藤次第で、山本の一発に警戒したい。
競輪解説者 田淵浩一さんによる 3日目(6/27)推奨レース
★3R A級一般「地元大橋中心」
○◎注 ×△
173 6 524
★6R A級特選「九州ライン優勢」
○◎△ 注 ×
472 61 53
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望」
主力陣に徹底先行タイプは不在だが
渡邉豪大(福岡107期)の機動力を中心に推す。
今期S級から降級後、
今年V5準V2回と戦歴は断然。
自力基本になんでもできるので信頼度は高い。
近況、落車や失格もあり
流れが良くなかったが
前々回の久留米を捲ってV奪取と
本来のパフォーマンスが戻ってきた。
前回の別府病欠は気になるが
出走する以上は問題ないとみる。
西武園は久しぶりの参戦となり
一昨年4月当所記念4.9.3.8着以来となるが
昨年2月まで静岡登録だったので
出走歴は多く、A級1.2班戦はV歴もあり
1着も多く、バンク特性も把握している。
先行含め、前々好位からの仕掛けなら
押し切れる。
九州ラインはスピードある
上吹越俊一(鹿児島99期)と
近況成績上昇中の先行力ある
島村匠(福岡111期)が
勝ち上がりを決めると
強力なラインが出来上がり
渡邉豪大がV候補筆頭。
対するは、片折亮太(埼玉92期)と
女屋文伸(埼玉83期)の地元コンビ。
片折は今期久しぶりのA級戦となり
安定感には欠けるが
今年V3と決め脚は確か。
最近は自在性も身につけているが、
片折の持ち味は強靭な粘りの先行力。
西武園は良かったり悪かったりだが
昨年のS級戦は連対率高く
まとめていた印象。
まだ地元Vがないだけに今節は狙いたい。
女屋は今期2班ながらも
V1含めすでに今年19勝を挙げ、
差し脚の切れは抜群だ。
西武園は前回4月1.6.4着と
優出逃しリベンジ戦となり
今節はS級点獲得への勝負駆けだけに
気合いも入る一戦。
片折マークからの地元ワンツーに期待したい。
関東ラインで原田泰志(新潟91期)、
須藤直道(群馬68期)の上越勢も加勢なれば
ラインも長くなり、好勝負は可能。
仁藤秀(静岡117期)、山本健也(千葉89期)の
南関東ラインも差はない。
仁藤はダッシュを生かした自力勝負を武器に
今年2月松戸で初Vを飾り
5月伊東でもV奪取と本格化してきた。
西武園はチャレンジ戦、1.2班戦ともに
決勝戦の良績はなく
得意のカマシ・捲りの展開なら勝機もあるか。
山本は縦脚兼備の追い込みタイプで
今年V2含め決勝戦の3連対率が高く
安定感は抜群。前回弥彦では
久しぶりに優出逃すも
最終日特選では、強烈な決め脚を披露した。
西武園は一昨年4月当所記念4.9.1.6着以来
久しぶりの参戦となり
A級戦S級戦ともにV歴はないが
記念での好走が目につく。
仁藤が主導権取る展開なら
差し切りVも十分ある。
あとは、前回青森で、負傷欠場明けも
埼玉期待の新人山口多聞(埼玉121期)を破った
菊池翔(福島119期)と
前回の弥彦で久しぶりの地元Vを飾った
伊藤太一(山梨91期)に注目したい。
菊池は準決勝戦、展開に恵まれた感もあるが
初日予選同様、捲りのスピードは良かった。
欠場明け2戦目の今節、上積みもありそう。
堅実マーカー 栗林巧(青森89期)、
スピードある會澤龍(宮城105期)、
近況1着多い山本恵介(福島100期)と
援軍揃い、北日本ラインを牽引する。
伊藤は前回Vは地元戦で目標あり
出来過ぎ感もあるが準決勝戦は
外競り凌いでの価値ある2着、
決勝戦は余裕の差し切りVと復調気配。
上越ラインの目標もあり
地元勢との連係もありそうで、穴ならここか。
総合力に勝る渡邉豪大を中心に
上吹越俊一との九州ラインが本線。
先行力上位の片折亮太と
差し脚切れる女屋文伸との地元コンビと
安定感抜群の山本健也が
仁藤秀 目標からのV争いとみる。