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RACE2023.10.12

<10月10日~12日>西武園ナイター競輪 第12回東京スポーツ杯 F2「レース展望」※10/12更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」


並び
27 145 63

北日本ラインは準決勝戦同様、
宮城の會澤に福島の平沼。
関東ラインは
埼京と甲越ラインに分かれ
準決勝戦同様、地元の安倍に東京の渡辺。
予選、準決勝戦同様、
新潟の舟山に山梨の城。
注目された南関東単騎の千葉の水書は、
最初は「決めず」のコメントをしたが
長考の末に「地元を盛り立てる為」と
埼京ラインの後ろを選択して
2対2対3の3分戦となった。
自力型3車の比較は
やはり安倍の力が抜けている。
直前のPIST6で腰を痛めた影響か
本人は「重い」と言っていたが
2日間の走りを見ると問題はなさそう。
準決勝戦は渡辺のアドバイスの通り
構えず流れに乗って
好位キープからの捲りを決めた。
レース後に渡辺が「加速が凄い。
ポテンシャルはS1」とべた褒めだった。
會澤は初日は位置を取ってからは
構えて仕掛けなかったことを反省して
準決勝戦は平沼のアドバイス通り
脚を使っても中団を取り
番手捲りの上を捲り快勝は
正直「強かった」印象。
本人も「無我夢中だったが
最後まで踏めている」と
感触は良さそう。
舟山は初日叩かれ3番手から
仕掛けるも一息。
準決勝戦は押さえて先行して
3番手競り合いの展開に恵まれた感あり。
1.2班戦初優出だけに見せ場は作りたい。
連勝で勝ち上がりを決めた城は
連日番手戦ながら初日の伸びは良く
準決勝は展開向いたが
舟山をきっちり残して余裕が感じられた。
追い込みタイプの3人は
渡辺と水書は、前回地元戦に向けて
仕上げており、引き続き状態は良く
平沼と渡辺は、前を走る選手に
的確なアドバイスを送り
流れに乗れている。
先行は舟山か安倍のどちらか。
會澤は中団はキープしたい。
立場的には舟山の先行が有力。
中団に會澤、安倍は
脚質的にもひと踏みにかけてカマシか捲り。
バンクの相性は安倍が元ホームバンクで
チャレンジ戦から負けなしの8連勝中と抜群。
會澤は100勝、200勝を達成した
メモリアルバンクでイメージは良い。
やはり水書の1車が大きく
ライン3車の利を生かし
安倍の地元完全Vに期待する。
番手渡辺は追走専念。
逆転あれば舟山の先行に乗る城。
準決勝戦の動きが良かった
會澤の一発も魅力あり。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(10/12)」

☆9R A級チ決勝「立花の初V有力」

 △×  注 ◎○
 71 62 534

☆11R A級決勝「安倍の完全V期待」

 ×注 ◎△   ○
 27 145 63

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望」


荒牧聖未(栃木102期)の戦歴が抜けている。
前回松戸G1オールガールズクラシックでは
惜しくも予選敗退ながら2日目の選抜戦では
最終ホームから後方からの
仕掛けに合わせて発進し
押し切りと普段よりも長い距離を踏んでの
逃げ切り勝ちとレース内容は良かった。
オールガールズ以外では
今期4連続完全Vを含む7戦5V、
準V1回と抜群の戦歴を残している。
捲りが主戦法になるが
西武園バンクだけに早めの仕掛けもあるだろう。
西武園は今年5月1.1.③着。初日逃げ切り、
2日目捲り追い込みで連勝で勝ち上がるも
決勝戦は後手を踏み、間に合わず3着に敗れたが
過去V3を飾っており、相性は良い。
好位キープからの捲りでV候補筆頭に挙げる。

対するは、自力自在戦で
安定感抜群の地元 高橋梨香(埼玉106期)。
前回松戸G1オールガールズクラシックでは
未勝利ながらも前々攻めるレーススタイルは健在。
オールガールズ以外では今年全て優出しており
9月平塚では番手捲りで
ガールズ最年長優勝と元気いっぱい。
西武園は今年1月1.1.⑥着。
初日逃げ切り、2日目差し切り
決勝戦ホームカマシで6着も
見せ場たっぷりのレース内容だった。
まだV歴はないがホームバンクの
アドバンテージもあり、地元初Vを目指す。

永禮美瑠(愛知118期)もV候補の一角。
近況は9月松阪以外は優出と安定感あり
6月高松完全Vを含め、決め脚も確かだ。
時折り見せる思い切りの良さと
前々攻める積極性が魅力。
西武園は2020年10月ガールズ6R制5.2.4着、
2021年4月ガールズフレッシュクイーン3着以来
久しぶりの参戦となるが
前々攻めるレースは出来ていた。
積極タイプ不在の中、思い切りの良い仕掛けで
バンク特性生かせば、チャンスあり。

篠崎新純(千葉102期)も今年V1、準V2回と
近況の3連対率は高く、V候補の1人。
前受けからの飛び付きや突っ張り先行含め
総力戦で戦うスタイルは変わらない。
西武園は今年5月4.5.1着、1月4.7.3着と
優出逃しているのは気になるが
元来は優出率高く、バンク特性には合う。

あとはマーク戦堅実な河内桜雪(群馬122期)と
勝負強い地元の小泉夢菜(埼玉122期)までが
争覇圏内。
特に小泉は安定感には欠けるが、前々回松阪V、
4月高知のガールズフレッシュクイーンVと
混戦ひるまない勝負根性と勝負強さが魅力。
西武園は今年3月準Vと学生時代から
走り慣れているバンクだけに一発の魅力は十分だ。

積極タイプ不在で展開読みづらいが
総合力に勝り、近況成績抜群の荒牧聖未が中心。
地元高橋梨香の自力自在戦が相手候補筆頭。
永禮美瑠と篠崎新純の総力戦も魅力あり。
地元小泉夢菜の一発にも期待したい。