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RACE2023.12.18

<12月16日~18日>西武園モーニング競輪 第29回テレ玉杯 F2「レース展望」※12/18更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」


並び
164 27 53

関東ラインは準決勝戦同様、
金子-馬場の地元コンビに
群馬の石川が3番手を固めライン3車。
西日本ラインは岡山の佐伯に福岡の樫山。
北日本単騎の北海道の中村には
南関東単騎の千葉の岡本が付き
即席ラインを形成し
3対2対2の3分戦となった。
地元の金子と馬場は
前回玉野の準決勝、決勝に続き
2場所中4回目の連係となり
全て金子の前回りだったが
決勝メンバー出揃った時は
馬場の前回りも視野に話し合い
石川は「どちらが前でも3番手を回る」と言い
金子と馬場で話し合いの結果
3分戦と云う事もあり
今まで同様、金子が前回りで落ち着いた。
連勝で勝ち上がりを決めた金子に
状態面について聞いてみると
「前回玉野の時より うまく回せていない」と
少し不満の様子だが
2日間のレースを見ると抜群に見える。
馬場は「抜ける感じは全くない」と
金子を絶賛していた。
西日本の2人は2020年9月松阪の
初日特選以来2度目の連係となり
その時は佐伯が先行して
樫山は番手で仕事するも
捲り追い込みが決まり
佐伯3着樫山5着。
佐伯は初日特選後に
「あまり体調が良くない」とコメントしており
準決勝戦後に再度聞いてみると
「初日よりはだいぶ良くなった。
優勝目指す」と不安はなさそう。
中村は準決勝戦、前受けから
鋭いダッシュで飛びつき番手戦を制した。
佐伯との2分戦だけに
「それしかない」と決めていた様子。
初日予選では突っ張り先行2着と動きは良い。
なんでもできる中村に
岡本が魅力を感じ「任せたい」と
中村に伝えて、中村が快諾したようだ。
先行は佐伯か金子のどちらか。
中村は中団は譲れない。
脚質的にもライン2車でも佐伯が
主導権を取りに行き
ライン3車の金子が
早めでも叩きに行く展開か。
車番の利とライン3車の
アドバンテージある
地元の金子に食指が動くが
佐伯の底力が上回るとみて
佐伯の逃げ切りVに期待する。
金子の逆転は押さえ。
叩き合いなら、中村にもチャンスあるか。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(12/18)」

☆4R A級チ選「田村の機動力中心」

 ◎○△  × 注
 7136 2 54

☆7R A級特一般「小峰の底力に期待」

 ◎○ △   ×注
 14 3 6 257

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望」


競走得点高い実力者揃うも
地元飯田風音(埼玉120期)の
機動力に期待したい。
前回松阪完全Vは
初日、小林莉子(東京102期)の前から
きっちり測ったような差し切り勝ち。
2日目は突っ張り先行で
捲り上げる中野咲(愛知110期)を振り切り
決勝戦は後方から捲り上げる
尾崎睦(神奈川108期)を合わせて
番手捲り快勝と
多彩な戦法で勝ち切った。
前々回小倉G1競輪祭女子王座戦でも
2.5.2着の2連対を果たし
3場所前の福井でも地元戦を走る
昨年のガールズGP女王
柳原真緒(福井114期)が
踏み上げる前に捲って
V奪取とガールズトップクラス相手でも
好勝負になり、一皮剥けた印象。
西武園は本格デビュー後初優出を果たし
昨年9月逃げ切りVを飾り
今年2戦してV奪取はないが
ともに優出して決勝戦5着4着と
近歴は悪くない。
近況の充実度と地元割増も加味して
V候補筆頭に挙げる。

逆転候補は実績、競走得点ともに
最上位の小林莉子(東京102期)の自在戦。
今年V11、2連対率79.5%と戦歴は上位。
位置取りの上手さと差し脚の切れは
ガールズトップクラス。
西武園は今年と昨年の
オールスターアルテミス賞に出走し
今年4着、昨年V。単発レースを除き
近歴は2場所連続完全V含み
目下3場所連続Vと相性は良く
アマチュア時代から走り慣れているので
特性も熟知している。
前回松阪準Vでは飯田風音に
2度敗れているだけにリベンジ戦なるか。

中野咲(愛知110期)の自在戦も魅力あり。
今年V6、3連対率78.3%と前々攻める
レーススタイルが確立してきて
成績は急上昇中だ。
前回松阪2.2.④着はやはり飯田風音に
2度敗れているのでリベンジしたい。
西武園は準V歴あるが
特に良くも悪くもないイメージ。
近歴は連続優出中と
本格化してきた現状なら好勝負は必至。

鈴木美教(静岡112期)が復調ムード。
目下2場所連続V。長い距離を踏める
地脚を武器に自力基本に何でもできるのが強み。
今年V11は、小林莉子と同数で戦歴上位の存在。
西武園は今年5月2.4.②着の準Vも
4連覇で迎えたシリーズを未勝利で終わり
正直物足りない印象だったがV2歴あり
元来は得意バンクの1つで、当然のV候補。

地元の細田愛未(埼玉108期)もV圏内。
長期病欠明けの前回立川3.1.⑤着は
一息感あり、狙いは下げたが
1場所走って、思い切りの良い
仕掛けが戻れば、好勝負は必至。
西武園は不思議とV歴はないが準V2回
優出外したのは1回だけと
常にV争いをしているだけに
調子戻ってくればV争いに加わってくる。

あとは近況成績良い
高木佑真(神奈川116期)と先行力ある
下条未悠(富山118期)までが争覇圏内。

実力伯仲で混戦ムードも
勢い重視して地元飯田風音に期待する。
実績ある小林莉子と鈴木美教と
今年ブレイク中の中野咲が逆転を狙う。
一走して状態上がれば
地元細田愛未の一発も魅力ありとみる。