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RACE2024.1.29

<1月27日~29日>西武園競輪モーニング7 第11回チャリロト杯 F2「レース展望」※1/29更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級チャレンジ決勝戦展望」


並び

617 452 3

新潟の治田と山梨の依田の甲越ラインは
北日本単騎の青森の小笠原に付き
東日本ラインを形成。
準決勝戦同様、岡山の野上に
広島の隅田が付く中国ラインも
九州単騎となった熊本の田中に付き
西日本ラインを形成し
静岡の望月が単騎戦となり
3対3対1の東西2分戦プラス望月の図式となった。

当初は準決勝戦ワンツーを決めた
中国ラインは野上が「自力」のコメントを残し
日大自転車部先輩後輩の間柄の治田と依田は
単騎勢多いので
スピードある治田の前回りに決まり
熊本の田中と静岡の望月と
青森の小笠原が単騎の細切れ戦と見られたが
野上に「西日本で田中との
連係は考えないの?」と聞いてみると
「ちょっと待ってください」と
田中の元へ向かった。
その事を甲越ラインに伝えると
「前後入れ替えか?
東で小笠原に付くか?考えます」
治田と依田が小笠原の元へ向かい
小笠原との話し合いの結果、
小笠原-治田-依田の
東日本ラインが形成された。
治田に望月ではなく
小笠原を選んだ理由を聞くと
「連日のレース内容を評価した」とのこと。
東が結束した事を聞いた野上は
隅田の了解を得て、田中の番手を選択した。
田中と小笠原も単騎戦よりは
ラインができた方が良く
田中は「自分のレースをする」と
戦法に迷いはない様子。
状態が良さそうなのは小笠原と望月。
小笠原は鎖骨骨折後、本調子を欠いていたが
連日の逃げ切り勝ちで内容は一番。
本人も落車の影響もなくなって
「状態は良い」とキッパリ。
望月は準決勝戦の内容に不満のようだが
スピードは一枚上の印象。
単騎戦も本格デビュー戦の大宮で
V奪取しており、苦にならない様子。
先行は田中か小笠原だが、両者ともに
先行に拘るタイプだけに
主導権争いは避けられない。
ラインの総合力はやはり東日本ラインが強力。
番手治田のV最短とみるが先行争い必至で
単騎望月の捲り一発も互角。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(1/29)」

☆2R A級チ一般「合地の機動力中心」

 ◎△注   ×
 3671 52 
  4
  ○
  競
  り


★6R A級チ選抜「九州ライン強力」

 ◎○△ 注 ×
 513 2 4 6 7

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級チャレンジ戦】」


123期生5人揃い
実力差なく混戦ムードも
121期生 治田知也(新潟121期)を
中心視したい。
昨年1月京王閣で
先頭員早期追い抜きによる失格で
今期チャレンジ戦となったが
前期1.2班戦では
準V含め4回優出しており、戦歴は上位。
前回取手1.1.⑤着は予選・準決勝戦は
前受けからの突っ張り先行逃げ切り勝ち。
決勝戦は逆に突っ張られて
番手外並走するも捲られ5着に敗れたが
簡単に下げないレースは
経験の表れだろう。
前々回平では1.2班戦連勝で
勝ち上がりを決めており
実績は折り紙付き。
西武園は一昨年12月1.2.⑤着。
決勝戦、単騎最後方では
さすがに遠かったが
一度走っているのはプラスだろう。
在所時にはゴールデンキャップを
獲得した逸材。123期生の挑戦を退け
V候補筆頭に推す。

123期生5人中、
小笠原一真(青森123期)は
落車による長期欠場明けで
まだ本調子には戻ってない様子。

他の4人は成績も
競走得点も差がなく
評価は難しいが前回
地元静岡完全V含め
V4の実績を評価して
望月湧世(静岡123期)を
1番手に挙げたい。
本格デビュー後
いきなり連続Vを飾り
勝率72.7%と1着多く
先行基本も捲りのスピードは秀逸。
同期対決必至で
主導権争い激しくなりそうで
冷静に仕掛ければ
圧勝のシーンもあるか。

堀越翔己(福岡123期)は
徹底先行タイプではないが
柔軟なレーススタイルが魅力。
V2の実績あるが
どちらも番手戦だったので
評価を下げたが、在所成績は
今節参加の同期生では最上位。
九州ラインで田中会心との
連係なら逆転も十分。

田中会心(熊本123期)は先行力あり
積極的なレースが多く
バッグ数は123期生中1番。
番手戦でのV歴もあるが堀越との連係なら
前回りが自然か。
バンク特性生かせば大駆けも十分。

依田翔大(山梨123期)はV3の実績あり
レースセンスは1番に見える。
12月別府の準決勝、決勝戦の動きは
抜群で先行して自ら牽制し
位置取り、コース取りともに申し分ない。
ただ、1月豊橋病欠後の前回大垣は
末脚に不安が残る内容だったので
どこまで立て直してこれるか。

123期生以外では
縦脚ある伊藤翼(神奈川94期)と
立石拓也(福岡72期)が
地区的にも123期生との連係なら
好勝負になる。

あとは徹底先行タイプの
野上竜太(岡山115期)が
バンク特性生かせれば面白い存在。

123期生揃うも
治田知也の実績と経験値を評価して
V候補筆頭に推す。
依田翔大との連係なれば
チャンスは広がるだろう。
望月湧世が逆転候補1番手とみるが
田中会心堀越翔己
立石拓也と揃った九州ラインも
好勝負必至とみる。