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RACE2024.2.7

<2月4日~7日>西武園ナイター競輪 第9回ニッカンコム杯&CTC杯 F2「レース展望」※2月7日更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」


並び
173 245 6

関東ラインは特選同様、
東京の山本に地元の台が付く埼京ラインに
3番手を茨城の木村が固めライン3車。
北日本ラインは
宮城の斉藤に福島の猪狩が付き
南関東単騎の千葉の成清が3番手を回り
ライン3車を形成。
近畿単騎の西谷は単騎自力戦となり
3対3対1の実質2分戦となった。

関東ラインの並びはスンナリ決まり
北日本ラインも猪狩が
斉藤の番手を選択した為
注目されたのが成清のコメント。
成清に北日本の並びを伝えると
「北日本の3番手」と意外にも
あっさりコメントした。
成清に並びの真意を尋ねると
「猪狩には初日特選も付き世話になってる。
斉藤は準決勝戦で初連係だったが
作戦通りに走ってくれた」と
今節の流れもあるが
気持ちが入ったレース内容を評価していた。
最後に「山本の後ろを競ってもいいんだけど」と
冗談半分でいつもの成清らしさも出ていた。
西谷はメンバー見て
すぐに「単騎で」と
コメントしており準決勝戦
「先行してもいい」気持ちで前に出て
結果的に番手にハマったが
「余裕はなかった」とのこと。
状態が良さそうなのは猪狩と山本。
猪狩は近況成績通りで
特選も「負けて強し」の動き。
準決勝戦はいつもよりも早めの
カマシ先行逃げ切り勝ちと文句なしの内容。
後ろが木村-宗景だったこともあるが
自信もあったはず。
山本は負傷欠場明けの
大宮の動きからは一変している。
「気持ち切り替えて
中10日みっちり練習してきた」の
言葉通りに状態が戻ってきている。
斉藤は負傷欠場明けだが
伊豆に冬期移動しており
北日本のS級選手達と練習してきて
セッティングも出してもらい
「流れるポジションで乗れてます」と
表情は明るかった。
地元の台は近況の体調面から
完調ではないが
準決勝戦も意地で抜き返したように
気持ちは入っている。
成清は大宮の動きからは
正直厳しいと思っていたが
準決勝戦のブロックは見事だった。
ノールックで真横まできた
犬塚を止めた技術は
一朝一夕ではできない。
やはり、持ち味が出るのは
3番手よりは番手か。
先行は立場的にも
1.2班戦初優出の斉藤が有力だろう。
山本の出方が問題。
前受けから突っ張るか?
引いて捲りだと猪狩が番手なので
すかさずカマシていくか?
最終手段としては
イン粘りの可能性もあるか?
経験値に勝り戦法に幅がある山本が
バンク相性も加味して完全V奪取に期待。
番手の台は離れはないが
差し切りまではどうか。
逆転あれば、猪狩。
斉藤の番手無風なら
あっさりのシーンも十分。
単騎西谷は展開もつれても厳しいとみる。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(2/7)」

☆3R A級チ選抜「関東ライン優勢」

 ◎○△  注× 
 1452 73 6

☆10R A級チ決勝「同期対決」

 ◎×△  ○注
 1435 726

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 L級ガールズ戦 レース展望」


実力伯仲のメンバー揃ったが
地元の飯田風音(埼玉120期)の
機動力に期待する。
昨年V6、今年もすでに
佐世保で完全V奪取、
前回川崎ではグランプリレーサー
久米詩(静岡116期)相手に
僅差の準Vと着実に力をつけてきた。
航続距離は決して長くはないが
前々からの飛び付きや
ダッシュを生かした捲りは破壊力ある。
西武園は本格デビュー後初優出を果たし
逃げ切りV歴もあり、相性は良いが
前回昨年12月無念の
優勝失格だっただけに
今節こそは地元Vが欲しい。
地の利を加味してV候補筆頭に挙げる。

対するは近況好調の
荒牧聖未(栃木102期)。
昨年V6、今年はすでにV2を飾り
9戦8勝3着1回の
3連対率100%と安定感は一番。
G1パールカップで
優出しており実績も上位だ。
的確な位置取りと
捲りの切れは一級品。
西武園は前回昨年10月
完全Vを危なげなく飾り
通算V4準V2回と相性は抜群で
仕掛けのタイミングも熟知している。
好位キープからの捲りなら
首位逆転も十分ある。

鈴木奈央(静岡110期)の
自力自在戦も差がなく続く。
ナショナルチームを離れ
昨年V4と結果も出てきている。
基本的には位置を取ってからの
自力勝負で何回でも
脚を使えるのが強み。
西武園はV歴はないが
過去6戦全て優出しており
1着も多い。
タイミングよく仕掛ければ
V争いは必至。

當銘直美(愛知114期)も
V候補の一角。
昨年V3、G1戦も全て出走しており
年末の小倉では
小林優香(福岡106期)を破っての
V奪取と決め脚は確か。
以前はマーク戦に重点を置いていたが
昨年からは自力兼備で戦い
レース内容も良い。
西武園は2019年7月5.4.1着以来
2度目の参戦となり、優出逃すも
最終日は逃げ切り勝ちを決めていた。
前々回静岡決勝で落車、
前回玉野負傷欠場なので
状態面が気になるが影響なければ
V争いに加わってくる。

124期の新人、
熊谷芽緯(岩手124期)に注目したい。
福井のルーキーシリーズで優勝。
本格デビュー後はまだ優勝はなく
安定感には欠けるが準V2回の実績あり。
今年初戦の宇都宮決勝戦は
直線6番手から優勝した
荒牧に迫る差し脚は
インパクトある走りだった。
なんといっても先行力が魅力で
最終バッグ数は今節参加選手中一番。
西武園初参戦となるが
バンク特性を生かせれば大駆けも十分。

あとはスタート早くなんでもできる
小坂知子(岐阜104期)までが争覇圏内。

近況の上昇度と地の利を加味して
地元の飯田風音に期待も経験値と
安定感に勝る荒牧聖未は互角の評価。
自在性ある鈴木奈央當銘直美
差がなく、激戦とみる。