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RACE2024.4.7

<4月5日~7日>西武園競輪モーニング7 第13回チャリロト杯 F2「シリーズ展望」※4月7日更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級チャレンジ決勝戦展望」


並び
7612 4 35

関東ラインは地元の佐藤を先頭に
同期の助川が番手を回り、
3番手に天沼の地元トリオ。
栃木の黒滝は4番手よりは
自分でやる単騎戦を選択したが
南関東単騎の神奈川の鈴木は
準決勝戦で助川の先行し
勝ち上がりを決めた流れを重視して
地元の後ろを選択しライン4車。
西日本ラインは準決勝戦同様
徳島の宮道に福岡の立石が付き
4対1対2の実質2分戦となった。

ラインの先頭を走る123期の2人は
ともに連勝での勝ち上がりを決めた。
佐藤は初日は前受けからの
突っ張り先行逃げ切り。
準決勝戦は押さえにいくも突っ張られ
4角カマシての逃げ切り勝ちとレース内容は満点。
前検日に「体調が良くない」と言っていたが
2日間のレースを観ても何の心配もなく
西武園8戦7勝、3着1回と相性の良さが目立つ。

宮道は初日は突っ張られてからの
ロング捲りが決まり、準決勝戦は
内に包まれるもインから抜け出し
立石の追い上げを待っての
逃げ切り勝ちとこちらも内容は良い。
佐藤と宮道の比較は現状では佐藤の方が上回る。
また、車番と援軍にも恵まれた地元ラインが優勢。
佐藤と助川は同期で練習仲間の間柄。
前検日に追加参戦となった佐藤が
「今回は助川さんもいるので
一緒に決勝戦で走りたい。
その時は僕が前を回る」と
言っていたので有言実行となった。

黒滝は自在になんでもやるスタイルだが、
関東同士でましてや地元相手に競るのはどうか?
助川も番手戦は不安はあるが
無風ならチャンス到来。
車番的に地元の佐藤が
前受けから突っ張るのがベスト。
現状の勢いから地元佐藤の逃げ切りVが有力も
車券的には助川の差し切りを狙いたい。
助川も優出2回目で前回優出も西武園と相性は良く
番手無風とみて助川の初Vに期待する。
佐藤の押し切りも十分。
波乱があれば、宮道目標から立石の差し切りV。

田淵浩一(競輪解説者)

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(4月7日)」

☆1R A級チ一般「佐野の機動力中心」

 ◎○× △ 注
 524 1 3 6

☆5R A級チ選抜「九州ライン優勢」

 △注 ◎○   × 
 15 742 63

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級チャレンジ戦】」


前検日前日の追加斡旋となるが
地元 佐藤譲士郎(埼玉123期)の
機動力に期待する。
強靭な地脚を生かした先行力が魅力で
長い距離を踏めるタイプ。
今年に入り、2月小田原以外は
安定した成績を収め
西武園は前々回完全Vを飾ったばかりで
6戦5勝3着1回の好成績を残している。
本人曰く「1番好きかも」と相性も抜群だ。
タイミングよく主導権取って
西武園連覇を狙う。

同県同期の
助川翔太郎(埼玉123期)も注目したい。
前回立川1.6.1着はレース内容も良く
点数以上の評価は必要。
西武園は昨年10月2.1.⑦着と
唯一優出を果たしたバンクなので
イメージは良いはず。
動けるマーカー天沼雅貴(埼玉96期)と
揃った地元ラインが本線。

対するは123期の
新人 望月嘉人(静岡123期)。
先行基本に捲りの破壊力も強烈。
前受けからの突っ張り先行多いが
適性出身で自転車競技歴なく
レースの組み立ての甘さが出る
レースも見られる。
V歴は2月立川の1回だけだが
今節の中ではスピードはトップクラス。
西武園は初参戦となるが
先行力生かしてV奪取に挑む。
マークは同県 佐野恭太(静岡94期)。
自力タイプだけに望月の
航続距離が長くなると差し切りも可能。

小林大能(千葉87期)、
野口修平(神奈川105期)と
縦型揃った南関東ラインが対抗格。
前検日前日の追加斡旋となるが
邊見祐太(新潟119期)の
機動力に注目したい。
約1年8ヶ月の長期負傷欠場後、
2場所走り、2.2.⑦着、2.3.③着と
未勝利ながらも優出を果たしており
前回松阪決勝戦は番手が離れて
裸逃げになったが逃げ粘っていた。
まだ、完調までは時間がかかると
思われるが自分のレースはできている。
持ち味の先行力を発揮できれば
あっさりのシーンもあるか。
大垣で連係して
準決勝戦ワンツーを決めた
黒滝大翔(茨城117期)が
番手を主張するようなら
地元とは別線勝負になるだろう。

123期の新人
宮道良輔(徳島123期)もV候補の一角。
V歴1回、準V2回の実績を残しているが
近況3場所 予選敗退含め優出を逃している。
同期対決だけにやむを得ない部分もあるが
やはり勝ち切れないところは気になる。
先行タイプで航続距離も長いので
西武園初参戦もバンク特性生かせば
首位争いは可能。
四国同士の阿部弘(高知99期)、
連係微妙も隅田幸助(広島91期)、
古川大輔(広島99期)の
中国機動力タイプも援軍に回れば
強力なラインが出来上がる。

ラインの厚みは九州ラインが1番。
機動力タイプの
入江航太(熊本119期)は直近成績も良く
123期生とも互角に戦えている。
西武園は昨年5月7.4.1着と
一息だったが近況の安定度なら
戦えるとみる。
自力自在になんでもできる
片折勇輝(福岡95期)は
元埼玉登録だけに西武園バンクは
熟知しており、怖い存在。
縦脚シャープな立石拓也(福岡72期)は
前期1.2班戦でも優出を果たしている
戦歴上位の存在で目標ある
今節はV候補の一角。
西武園は今年1月2.4.1着と
走ったばかりで準決勝戦展開負けも
最終日は目標叩かれると
自ら捲り快勝と力の違いを見せていた。
同県 木谷凉(福岡78期)や
赤星俊光(熊本86期)のマーク陣も揃い
勝ち上がり次第にはなるが
立石の差し切りVもあり得る。

直前の追加で調整面に不安はあるが
現状の充実度とバンク相性も加味して
佐藤譲士郎の地元Vに期待する。
実力未知数ながらも
望月嘉人のスピードは魅力で互角の評価。
実績ある邊見祐太と123期宮道良輔
機動力も差がなく
強力なラインできる九州ラインから
立石拓也の抜け出しも十分。