<5月20日~22日>西武園ナイター競輪 第66回日刊スポーツ新聞社杯&第10回ニッカン・コム杯 F1「シリーズ展望」※5/22更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 S級決勝戦展望」
並び
15 2 4376
北日本ラインは福島の伊藤に
秋田の根本が番手を回り
3番手は青森の五日市
4番手を秋田の竹村が固めライン4車。
地元の阿部には
千葉の近藤が付き東日本ラインを形成し
広島の大川は単騎戦となり
4対2対1の実質2分戦となった。
北日本の4人は伊藤の1番前は即決し
2番手以降は話し合いの結果、
根本が「狙われる位置だけど頑張りたい」と
番手を主張し、根本と同県の竹村は
「4番手で良い」と言ったようで
最年長で得点最上位の
五日市が3番手に決まった。
地区の違う3人は
それぞれ単騎戦の可能性があったが
近藤が前にも連係実績ある
阿部の番手を選択した。
先行はやはりライン4車の伊藤が有力。
阿部も「自力」のコメントを残したが
初日特選で番手飛び付きを
見せたように総力戦になるだろう。
本人も「自力基本に流れ次第で
なんでもやる」とインタビュー時に
答えていた。
大川は番手戦よりは縦脚勝負で
阿部が競る展開を捲るのが理想。
状態が良く見えるのは伊藤と大川。
伊藤は連日好タイムで捲り
連勝で勝ち上がりを決めた。
本人も「決めたところで行けたいるし
スピードも出ている」と納得の表情。
大川は初日特選、番手で競り勝ち
捲られはしたがゴール前は
まだ脚は残っていたように見えた。
準決勝戦は番手で車間を開けて
余裕が感じられた。
本人も「かなり良い」と
笑顔で答えてくれた。
五日市と近藤はともに捲りを出す
気持ちがあるので状態は上向き。
2人とも今回から新車を使用しており
決勝戦は上積みもあり得る。
根本は前回の武雄記念が
良くなかったので
「前回よりは良い」と控えめだった。
地元の阿部は流行りの
ビッグフレームが
合わなかったようで
元の自転車とセッティングに戻し
「前に踏めているので及第点」と
こちらも上向きの様子。
阿部が前受けできれば
番手含めの総力戦となる。
カマシ・捲りタイプの伊藤だけに
引いてのカマシは考えられるが
北日本前受けなら突っ張り先行が
ラインから優勝者を出す
最善策になるだろう。
単騎大川は昨年1月当所で
やはり単騎戦ながら
V奪取しており軽視は禁物。
阿部の先行もなくはないが
ライン4車なら
伊藤の先行が自然とみて
番手根本がV最短。
後位競りの可能性もあり
伊藤の押し切りもあるが
連日捲りだけに先行だとどうか?
競りなら3番手の五日市と
近藤の方に魅力を感じるが
単騎大川の一発が逆転候補とみる。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(5月22日)」
☆1R A級一般「上越ライン優勢」
× ◎○△注
416 2753
☆8R S級特選「酒井の機動力上位」
◎○△ ×注
1736 452
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【S級戦】」
今節は直後に
全プロ記念が控える関係で
傑出者不在で混戦模様の中、
大川龍二(広島91期)の
自力自在戦に期待する。
前回平G1日本選手権では
初日以外はラインの先頭で戦い
5.5.2.8着も3走目では
脚を使って好位キープし
直線も伸びていた。
近況のF1戦では決勝戦4着、2着と
力及ばず惜敗するも
前が強すぎた印象で
強力な自力タイプ不在の今節は
大川の自在性が生きるとみる。
西武園は昨年8月
G1オールスター5.9.7着と
大敗するも、昨年1月3.2.①着と
単騎戦ながらもV奪取しており
F1戦なら好勝負は必至。
九州に機動力タイプ揃うも
昨年12月大宮で山田庸平に
付けていないので連係は疑問。
中四国ラインで積極性光る
真鍋智寛(愛媛121期)目標なら
Vチャンス到来とみてV候補に挙げる。
対するは地元の阿部大樹(埼玉94期)と
競走得点最上位の
鈴木竜士(東京107期)の埼京コンビ。
阿部は自力基本になんでもできるタイプで
鈴木は追い込み主体にラインの先頭なら
総力戦で戦うタイプ。
前後微妙も先行力ある
河合佑弥(東京113期)目標なら
鈴木に展開は向いてくる。
鈴木は前回平G1日本選手権2次予選では
SS班深谷知広の後ろで
郡司浩平に競り勝つ
気迫溢れる走りを見せていた。
阿部は今年2月西武園1.1.②着の準V。
山口多聞目標から抜け出すも
渡部幸訓の強襲に惜敗したので
ぜひとも地元Vは欲しい。
埼京ラインで連独占も十分。
九州ラインは林大吾(福岡109期)、
青柳靖起(佐賀117期)と
S級特進2場所目の注目ルーキー
梶原海斗(福岡123期)の
若手機動力タイプが揃った。
林は負傷欠場明けの前回取手を
途中欠場しているので
間隔空いた今節、
どこまで立て直してくるか?
様子を見たい。
青柳は決め脚あるも
安定感には欠ける印象。
梶原は要注目。
123期生として初のS級入りを果たし
前回玉野7.1.2着と予選敗退も
2日目は4角カマシて逃げ切り
最終日は打鐘前からの押さえ
先行2着も連日上がりタイムも優秀だった。
一走して気持ち的にも余裕が出れば
バンク特性生かして大駆けも十分ある。
北日本ラインは五日市誠(青森89期)を軸に
根本哲史(秋田97期)、伊藤翔貴(福島100期)、
酒井雄多(福島109期)の機動力タイプが揃った。
五日市は、前々回西武園記念1.5.3.6着と
好走したばかりで
目標に事欠かない今節はV候補の一角。
縦脚ある近藤保(千葉105期)は
南関東ラインに強力な自力タイプ不在なので
東地区での連係になりそう。
傑出者不在も西武園V歴ある大川龍二に期待。
鈴木竜士と阿部大樹の埼京ラインが互角の評価。
目標ある五日市誠が単穴。バンク特性生かして
真鍋智寛と梶原海斗に注目したい。