<6月22日~24日>西武園競輪モーニング7 第22回e-SHINBUN賞 F2「シリーズ展望」※6/24更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」
並び
27 51 34 6
関東ラインは初日予選同様、
地元の安倍-和田の地元コンビ。
南関東ラインは初日特選同様、
千葉の矢口に神奈川の山田。
北日本ラインは準決勝戦同様、
青森の佐々木に秋田の高橋が付き
宮城の寺林は決めず単騎戦となり
2対2対2対1の3分戦となった。
注目された北日本の並びは
最年長で得点最上位の佐々木が
「自分でやるから、好きにしていいよ」と
高橋と寺林に伝えると
高橋は「佐々木さんに付きたい」と言い
寺林は最初は「南関東ラインの3番手」と
コメントしたが「決めず」に変更した。
寺林にコメント変更の真意を尋ねると
「今回新車を使っているが
踏み出し今一つなので
迷惑かけるかもしれないと思い
変更した」とのこと。
ラインの先頭を走る3人は
「自力」のコメントを
残したのは安倍と矢口。
佐々木は「なんでもやる」と
総力戦を示唆した。
安倍と矢口はともに今期の競走得点が
S級昇級へのボーダーラインで勝負駆け。
決勝戦に乗ったことで
今期の競走得点が下がることはなくなり
あとは1つでも良い着を取って
少しでも点数を上げたい。
状態が良さそうなのは和田。
準決勝戦、展開向いたが
4番手からの捲り追い込みは見事だった。
初日予選も安倍の先行を
あわや差し切るかまで迫っており
「決勝は抜きますよ」と
状態は戻ってきている様子。
安倍は西武園は得意バンクで
チャレンジ戦含め
ここまで14戦11勝2着2回。
心配された右肩については
「走るには問題ない」と言い
今期初Vを狙いたい。
矢口は連日長い距離を踏んでいて
レース内容は1番。
昔からお世話になっている
宮倉勇(千葉58期)選手と
同斡旋の今節、下手なレースはできない。
佐々木は前回地元戦に仕上げた
状態をキープしており
山田はチャンスがあればモノにできる状態。
前受けはスタート早い佐々木か地元の安倍。
矢口が押さえて主導権を取り
佐々木は後ろが付いている以上、
3番手からのショート捲り
もしくは番手勝負もあり得る。
安倍は得意のカマシ・捲りになるだろう。
佐々木次第も隊列短くなれば
安倍のカマシ・捲りが決まるとみて
安倍の今期初Vに期待する。
踏み出し付ききれれば
和田の差し切りも可能。
矢口目標からの山田の抜け出しは互角。
佐々木の総力戦も要注目。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 推奨レース 3日目最終日(6月24日)」
☆2R A級一般(発走予定 08:50)「岐阜ライン優勢」
◎○△ × 注
473 16 52
★5R A級特選(発走予定 09:50)「鈴木の機動力上位」
◎× ○△
421 653
7
注
競
り
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級戦】」
競走得点差がなく、
傑出者不在の混戦ムードの中、
追加参戦ながらも
地元の安倍大成(埼玉121期)の
機動力に期待する。
今年初戦の平塚で落車欠場後は
以前ほどのパフォーマンスが
見られなくなっていたが
直近2場所の動きをみると
良化してきた印象。
ダッシュを生かした
カマシ・捲りが主戦法だが
前受けからの突っ張り先行もこなし
戦法の幅が広がってきた。
西武園はチャレンジ戦無傷の
2場所連続完全V、
1.2班戦昨年10月1.1.②着、
11月1.2.⑦着と決勝戦敗れはしたが
レース内容は良かった。
前回岐阜の1.2班戦で
初Vを飾った佐山俊樹(埼玉97期)、
長期負傷欠場後も
復調気配の和田禎嗣(埼玉99期)、
底力ある植原琢也(埼玉113期)との
地元連係に期待したい。
対するは矢口大樹(千葉95期)の
機動力に山田幸司(神奈川78期)、
出澤拓也(神奈川111期)と
実績あるマーク陣揃う南関東ライン。
矢口は腰のヘルニアが発生してからは
以前ほどのパワーは見られなくなったが
先行実績は今節NO1。
近況は復調ムードで
来期はS級に復帰、
今期もS級点獲得が視野に入っている。
西武園は昨年3月、3日間先行して
4.1.⑤着以来となり、完全V歴あり
S級戦でも予選での好走多く
脚質には合っている。
山田はA級戦ではさすがの安定感。
前々回松山準決勝戦の失格は痛いが
縦脚あり勝負にいっての
内側追い抜きなのでやむを得ない。
矢口目標からの逆転は十分。
出澤は安定感には欠けるが
近況1着も取れていて
差し脚が戻っている印象。
総合力に勝る南関東ラインが強力。
佐々木省司(青森86期)も
V候補の一角。的確な位置取りと
コース取りの上手さを武器に
差し脚も切れている。
前回地元青森1.2.②着の準Vは
3日間一緒の猪狩祐樹を
2度差し切っており
初日特選は猪狩の2角捲りを
楽に差し切っていた。
西武園は近歴はS級戦で戦っていて
予選突破含め、負け戦での入着率は高く
過去にはA級戦逃げ切りV歴もあり
相性は悪くない。
単騎戦も苦にはしないが
徹底先行タイプの鈴木涼介(福島115期)、
近況力をつけてきた
照井力斗(岩手121期)目標にV取りに挑む。
中部近畿ラインは丹波孝佑(大阪98期)、
泉谷元樹(愛知101期)の積極タイプが揃い
近畿は志水祐彦(大阪94期)、藤木裕(京都89期)、
中部は松尾淳(岐阜77期)、山田雅之(岐阜72期)、
田中秀治(岐阜82期)の追い込み陣も
しっかりしている。
丹波は西武園は今年2月3.1.⑦着。
決勝戦は片折亮太に3番手から捲られたが
初日仕掛け遅れ届かずを残り
2日間は修正できていた。
泉谷は西武園では前回の
一昨年12月7.5.5着と大敗したが
S級戦優出歴あり
バンク特性考えると大駆けは十分。
激戦必至も地元
安倍大成の機動力に期待する。
ラインの厚みある
南関東ラインが強力で
矢口大樹の先行力が相手になるが
山田幸司の差し切りも互角。
展開不問で佐々木省司の突き抜けもV圏内。
勝ち上がり次第では
中部近畿ラインもチャンスありとみる。