ニュース

topics

RACE2024.10.14

<10月12日~14日>西武園競輪モーニング7 競輪公式投票CTC杯 F2「シリーズ展望」※10/14更新

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級チャレンジ決勝戦展望」


並び
1465 732

関東ラインは
地元の中島に群馬の横田が番手、
3番手に山梨の加賀美が付き、
4番手を加賀美と同県で
準決勝戦中島と連係した
宮澤が固めライン4車。

北日本ラインは
北海道の小堀に初日予選、
準決勝戦同様、宮城の加美山が付き
南関東単騎の神奈川の櫻井が
北日本ライン3番手を選択し
4対3の2分戦となった。

関東ラインは
決勝メンバー出揃った段階で
群馬の横田と山梨の加賀美は
地元中島との連係を希望し
最年長宮澤の了解を得て
関東結束を決めた。

南関東単騎の櫻井は
最初は単騎戦を考えていたが
北日本ラインからの勧誘を受けて
北日本ラインの3番手を選択した。

125期生中島と小堀の2分戦となり
櫻井が北日本ラインに加わったことで
互角のライン戦となった。
状態が良さそうなのは櫻井と加賀美。

櫻井は連日125期生相手に
中団をキープして
後続からの仕掛けに合わせて
連勝と満点のレース内容。
加賀美は初日予選では
6番手からの捲りが届き
準決勝戦も櫻井に抜かれはしたが
ギリギリまで待って
横田を差し切っている。
初日の捲りは125期生不在ながら
捲りの効かない当所では
圧巻のレース内容だった。
小堀は連日の突っ張り先行で
逃げ切り連勝。
上がりタイムも内容も文句なし。
ただ、地区プロ含め
間隔が詰まっていて
疲れもあり「少し重い」とのこと。
中島は連日前が取れず
初日は後位競り
準決勝戦は裸逃げとなり
連勝で勝ち上がるも内容は今一つ。
状態面も本人曰く
「普通です」とのこと。
中島と小堀の比較は現状では
総合力に勝る小堀が
ややリードしている。
中島は車番とライン4車の利を生かし
前受けから突っ張る展開が理想。
小堀は後ろ攻めなら、
一旦押さえに行き、突っ張られたら
一度は引いて叩き返すか
自在性もあるので
番手勝負の可能性もあるか。
125期生2人のV争い必至も
総合力上位の小堀が
総力戦でV奪取とみる。
番手加美山は追走まで。
展開と地の利を生かす
中島の初Vは互角。
穴なら、中島の番手無風で
横田の差し切りか。

競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級チャレンジ戦】」


125期生4人が参戦し
シリーズを牽引する中、
船山真生(愛媛125期)の機動力が
ややリードしている。
本格デビュー後6戦V2、
準V2回、熊本の決勝戦中止と
前々回松山予選車体故障以外は
全て決勝戦連対しており
17戦14勝の成績を残している。
在所成績は第10位で捲りで
10勝を挙げているように
先行力もあるが
捲りのスピードが秀逸で
上がりタイムも優秀。
トップスピードが高く
今節の中心に推す。

小堀敢太(北海道125期)も差がない。
ルーキーシリーズ含め
8月青森準決勝戦落車以外は
全て優出しており
安定感はメンバー中随一。
前々回小松島で
初Vを逃げ切りで飾り
前回岸和田準Vも
後方から捲られながらも
追いかけゴール前は
差し込んでいたので
状態は良さそう。
在所成績18位も記録会全てA評価で
200m・400m・1000mのタイムも
125期生参加メンバー中NO1。
先行力あり、総合力高く
V争いは必至。

地元の中島淳(埼玉125期)もV圏内。
まだV歴はなく
決勝戦の成績が物足りないが
積極性は今節NO1。
自転車競技歴がなく
在所成績41位ながらも
記録会全てA評価を獲得しており
潜在能力は高そう。
ホームバンクは大宮だが
アマチュア時代から西武園は
練習に来ているので
地元戦の今節は結果も出したい。
地の利を生かして、V争いに挑む。

川越宏臣(東京125期)は
適正出身で在所成績34位。
近況はだいぶレースにも慣れてきて
積極性もアップし、成績も上昇中。
直近4場所中準V3回3着1回と
初Vに手が届くところまで来ている。
西武園は今節の125期生中
唯一経験しているのは強みで
準決勝戦、中石湊に力負けしたが
最終日選抜戦では
自身初の逃げ切り勝ちをおさめていた。
現状では自転車競技歴の差で
船山真生と小堀敢太の2人が
リードしているが
中島淳と川越宏臣も実戦経験を積んで
差はなくなってきている印象。

125期生以外では機動力ある
横田政直(群馬103期)と
安定感ある瀧野勝太(群馬92期)が
関東ラインで中島淳や川越宏臣と
連係ならチャンスもありそう。

あとは実績あるベテランマーカー
梶應弘樹(愛媛57期)が
船山真生に付け切れれば
上位争いに加わってくる。

125期生4人のV争い濃厚で
トップスピードに勝る船山真生
総合力高い小堀敢太のV争い。
中島淳川越宏臣
アドバンテージ生かして両者に迫る。
埼京ラインで連係も可能なので
勝ち上がり次第ではチャンスも十分とみる。