<10月21日~23日>西武園ミッドナイト競輪 WINTICKETミッドナイト競輪 F2「シリーズ展望」※10/23更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」
並び
14 6 2573
関東ラインは群馬の浮島に
地元の山崎が番手を回り
東京の水森-川口が
3番手4番手を固めライン4車。
北日本単騎の宮城の橋本には
特選同様、静岡の大塚が付き
東日本ラインを形成し
西日本単騎の岡山の野崎は単騎戦となり
4対2対1の実質2分戦となった。
ラインの先頭を走る
橋本と浮島の比較は
橋本は連日長い距離を踏んで
2着1着の勝ち上がりを決め
シリーズリーダーらしい流石の走り。
浮島は初日捲り不発の反省を生かして
準決勝戦は突っ張り先行2着も
かかりも末脚も良くは見えなかった。
前検日に「福井で落車してから良くない」と
言っていたが本調子ではなさそう。
状態が良さそうなのは野崎と大塚。
野崎は連日、前が行ききれていない中
冷静にコースを探して連勝と
点数以上の評価は必要。
大塚は連日橋本の先行に乗る展開で
初日は番手から抜け出し快勝。
準決勝戦は3番手から1車交わして
2着と展開が向いてはいるが
差し脚は切れている。
初日特選で橋本を捲れなかった浮島が
ライン4車の利を生かして先行が有力。
橋本は元来はカマシ・捲りに威力があるので
前受けから引いてのカマシ・捲りが理想も
再度突っ張りの可能性もあり。
シリーズリーダー橋本の
カマシ・捲りが決まるとみて
橋本の押し切りVに期待する。
橋本の航続距離次第では
番手大塚の差し切りは押さえたい。
橋本不発なら浮島の番手を回る
地元山崎の地元Vも十分とみる。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【L級ガールズ戦】」
競走得点上位者が拮抗する中、
実績上位の石井寛子(東京104期)の
自在戦を中心に推す。
今年はG1戦で思うような結果を
残せていないが、近況4場所中V3、
前回別府3レース4日制では
自ら縦脚を駆使して捲り4連発での
完全Vを飾り、決勝戦は
グランプリレーサー坂口楓華を
外並走から下げさせ
捲る坂口に合わせて先捲り完勝と
強い石井が戻ってきた。
今年の優勝回数13回、
賞金ランキング第9位と戦歴は断然。
西武園は前回昨年の
オールスターアルテミス賞V以来の参戦となり
一昨年のオールスターガールズドリーム3着の
単発レースを除き11戦8Vの
好成績を残している。
強力な自力自在タイプ揃うも
位置取りと組み立ての上手さは
一枚上の存在。V候補筆頭に挙げる。
対するは、下条未悠(富山118期)の機動力。
今年V6、前回和歌山は決勝戦先行粘るも
尾崎睦に捲られ4着に敗れたが
8月地元富山から4場所連続Vと
キャリアハイの成績を残している。
先行力に加え、捲りの切れも出てきて
機動力は今節NO1。
西武園は2021年4月
ガールズフレッシュクイーン7着、
昨年12月6.7.1着で最終日1着取るも
決まり手は差しで良績は残していないが
本格化した現状なら
バンク特性生かせば逆転も可能。
竹野百香(三重124期)の
機動力もV候補の一角。
在所成績1位、中部期待の機動力タイプ。
本格デビュー後V5、
近況は捲りの決まり手が多く
決勝戦勝ち切れないレースが続くが
前回和歌山予選2では尾崎睦を差し返し
9月前橋決勝戦では1角捲りで主導権を取り
佐藤水菜の快速捲りに屈したが
久米詩の捲りは封じており
ガールズトップクラスとも
互角の戦いができている。
西武園は昨年11月3日間先行して
1.2.①着の逃げ切りVを飾っており
イメージは良いはず。
力出し切るレースができれば
V争いは必至。
地元の高橋梨香(埼玉106期)の
自在戦もV圏内。
今年6月の前橋で連続記録は途切れたが
G1戦以外は、一昨年11月富山以来全て優出、
現在も11場所連続優出中と安定感は抜群で
8月大垣では完全Vを飾り
ガールズ最年長優勝記録を更新した。
初手の位置が悪ければ
一度動くか強い選手の後ろを狙う
アグレッシブなレーススタイルは立派。
西武園は過去準V2回で地元Vはないが
昨年10月1.1.③着と3日間先行、
予選は逃げ切り連勝と内容は抜群だった。
ホームバンクのアドバンテージも加味して
悲願の地元Vを目指す。
あとは機動力ある佐藤亜貴子(神奈川108期)
高橋美沙紀(愛知124期)
中嶋里美(愛知110期)までが争覇圏内。
復調気配の実力者 石井寛子が
シリーズを牽引する。
近況成績上昇中の
下条未悠とまだ未知数ながらも
魅力ある竹野百香の機動力が相手。
地元のアドバンテージ生かす
高橋梨香にも期待したい。