<11月1日~3日>西武園モーニング競輪 オッズパーク杯 F2「シリーズ展望」※11/3更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」
並び
164 27 35
関東ラインは特選同様、
東京の岡田に
地元の伊藤が付く埼京コンビに
3番手を栃木の古川が固めライン3車。
南関東ラインも特選同様、
静岡の小林に千葉の山本。
西日本ラインも熊本の松本に
同県中村が付く熊本コンビで
特選と全く同じメンバーが勝ち上がり
3対2対2の3分戦となった。
特選は、松本の先行逃げ切り。
捲り上げた岡田が2着で
小林は2角仕掛けられず
結果的に内に包まれる展開だった。
ラインの先頭を走る3人は
最年長の小林は準決勝戦一度
突っ張られるもすかさず
叩き返した走りは
結果3着も内容は1番。
松本は準決勝戦、
荒川を叩きに行くも
合わされそうになり
すかさず3番手をキープして
捲る柔軟性が見られた。
岡田は準決勝戦、
楽に3番手を取れて捲り快勝。
初日特選もロング捲りで
2着と結果は良いが
直前に体調崩して
練習ができていないせいか
いつもの積極性は見られない。
状態が良さそうなのは松本と小林。
松本は前回平塚でフレームが歪み
修正して走るも身体の疲れもあり
状態が良くなかったが
今回は新車に乗り換え
疲れも取れて直前の練習でも
手応えを感じていた様子。
小林は準決勝戦の走りが素晴らしかった。
123期相手に2車で叩き返し
中村に捲られはしたが
とても48歳とは思えないレースだった。
前検日に「練習仲間に恵まれて
思う以上にやれている」と言っていたが
レース内容も本人曰く「カッコ良かった」
中村は準決勝戦、自ら捲り快勝も
松本と今期4回走り1回も抜けていないらしく
決勝戦は「抜きたい」と一言。
地元の伊藤は西武園はV歴あり相性良いが
「余裕がないので修正したい」と
地元Vに向けて上積みを狙う。
山本と古川も前の頑張りに尽きるが
展開向けばモノにできる状態。
先行は最年少の松本かライン3車の岡田か。
小林は連日車番が悪いので
一度動いて中団が欲しい。
岡田は力は認めるが
病み上がりのせいか
積極性に欠けているので
松本がタイミングよく
飛び出し押し切りVに期待する。
岡田が決勝戦こそは
ライン3車を生かして
思い切り良く仕掛ければ
番手伊藤の差し切りと
混戦捲る小林の一発も魅力あり。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【L級ガールズ戦】」
強力な自力タイプが追加参戦となり
メンバー濃くなる中
奥井迪(東京106期)の機動力に期待する。
今年はG1パールカップで準V、
今節一緒の山原さくらを
最終ホームから叩き切り
惜しくも石井貴子に差されはしたが
強力メンバー揃う中、
レースを支配しており
負けて強しのレース内容だった。
追加参戦とはなるが
直近2場所連続完全Vを飾っており
前回奈良では地元の日野未来を
振り切る逃げ切りVと状態は良さそう。
西武園はオールスターを除き
過去11戦V3、準V5回と
練習にも来ているので走り慣れており
特性も理解した走りができている。
現在、賞金ランキング第6位で
ガールズGP出場に向けて
負けられない一戦となる。
対するはやはり追加参戦となる
山原さくら(山口104期)の機動力。
前回伊東も追加で地元防府から中2日、
伊東から中1日で西武園参戦と
レース間隔が短く
直近は決勝戦勝ち切れていない分
割り引いたが
現在賞金ランキング第10位と
ガールズGP出場に向けて
賞金の上積みは欲しい。
西武園はオールスターを除き
過去5戦V1準V1回と
決勝戦勝ち切れないレースが
続いていたが、前回完全Vで払拭したはず。
山口真未(静岡120期)が近況成績上昇中。
今年V9、G1パールカップにも出場と
確実に力をつけてきた。
奥井や山原と比較すると
航続距離は短いが捲りの威力は抜群。
西武園は一昨年6月1.3.⑤着。
予選1は捲り快勝、
予選2は先行捲られるも粘って3着、
決勝は後手を踏み直線伸びるも
届かずの内容だったが
本格化した現状なら好勝負は可能。
地元の飯田風音(埼玉120期)もV候補の一角。
今年V8、G1戦優出逃すも勝ち星は挙げており
ガールズ上位陣とも互角の勝負ができている。
病気欠場明けの前回防府準Vは
まだ完調とは見えないまでも
復調を感じさせるレース内容だった。
西武園は本格デビュー後初優出を果たし
逃げ切りV歴もあるが
直近は一昨年12月決勝戦1着失格、
今年2月1.2.欠と優出するも途中欠場しており
流れはあまり良くないが
地元のアドバンテージ生かし
V争いに加わってくるだろう。
追加参戦となる
野口諭実可(大分102期)もV圏内。
G1オールガールズクラシックで優出、
今年V5を挙げ、決勝戦の入着率が高く
なんでもできる自在性は魅力。
西武園は久しぶりの参戦となり
過去6戦5優出準V1回と
安定した成績を残している。
前々攻めるアグレッシブな
レーススタイルで好位キープなら
V争いも可能。
あとは先行力ある石井貴子(東京104期)と
前回8月当所準Vの林真奈美(福岡110期)の
自力自在戦までが争覇圏内。
実力者揃い激戦模様も
ガールズGP出場を狙う
奥井迪と山原さくらの機動力対決に注目。
近況良い山口真未と底力ある
地元の飯田風音がV争いに加わってくる。
野口諭実可と林真奈美の
自力自在戦も魅力ありとみる。