<11月8日~10日>西武園ミッドナイト競輪 第31回楽天ケイドリームス杯 F2「シリーズ展望」※11月10日更新
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 A級決勝戦展望」
並び
156 2 3 74
中部ラインは岐阜の棚瀬に
同県尾方が番手を回り
3番手も同県山田が付く岐阜トリオ。
近畿ラインは大阪の谷口に福井の中川。
関東単騎の地元の伊藤と
南関東単騎の千葉の小林は
それぞれ単騎戦を選択し
細切れ戦となった。
注目は岐阜の棚瀬と尾方の前後の並び。
連日のレース内容と脚質から
棚瀬の前回りは自然だと思うが
尾方の初の番手戦がどうか?
尾方はS級点獲得目指して
少しでも点数を上げたい。
先行は棚瀬か谷口のどちらか。
単騎2人の戦い方が気になる。
小林は準決勝戦の立ち遅れが
気になり、動きは今ひとつ。
伊藤は初日特選の組み立ての
失敗を準決勝戦見事に修正できた。
谷口は初日予選は突っ張り先行2着。
準決勝戦は伊藤に叩かれるも
自転車の伸びは良かった。
中川は連日番手絶好も差せずの
展開だが悪くない印象。
車番が良い棚瀬が前受けから
突っ張る展開とみて
棚瀬の押し切りVに期待する。
番手無風なら尾方の差し切りVも互角。
単騎伊藤と小林も軽視はできない。
競輪解説者 田淵浩一さんによる「西武園競輪 レース展望【A級戦】」
強力な自力タイプ揃ったが
棚瀬義大(岐阜123期)の機動力が
ややリードしている。
地脚を生かした強靭な粘りを武器に
航続距離が長く、先行力だけでなく
捲りにも対応できる柔軟性もある。
今期V4、直近4場所中V2と
好調をキープしており
前回松阪決勝5着は中部4人の先頭で
ラインに貢献する走りを見せていた。
西武園は2度目の参戦となり
前回昨年11月1.5.2着と
準決勝戦は後手に回り失敗したが
初日と最終日は先行して結果を残していた。
当時よりもパワーアップしており
バンク特性を生かせば、V候補有力。
山田裕哉(岐阜98期)、舛井幹雄(三重71期)の
中部マーク陣の勝ち上がりにもよるが
中川勝貴(福井109期)が差し脚切れており
中部近畿連係で棚瀬マークなら逆転も可能。
2班格付けも前回名古屋準Vの
尾方祐仁(岐阜123期)の機動力も魅力あり
中部近畿ラインが本線。
小林稜武(千葉113期)の機動力も互角。
今期S級降級後、前々回名古屋で
初Vを完全優勝で飾り
前回松戸では惜しくも差され準Vも
レース内容良く状態は上がっている印象。
先行力もあるがやはり捲りの威力が強力。
西武園は久しぶりの参戦となり
チャレンジ戦1.1.⑦着、
1.2班戦2021年2月1.1.②着の準V、
予選逃げ切り、準決勝戦捲り
決勝戦先行もゴール直前差されはしたが
強さが光ったレースを見せていた。
同県の名マーカー飯田辰哉(千葉72期)と
同乗なれば、小林の機動力も生きてくる。
地元の伊藤慶太郎(埼玉107期)も
V候補の一角。今期S級降級後V2。
前回前橋では珍しく優出逃したが
準決勝戦は組み立ての失敗で
初日と最終日に2勝を挙げており
心配はないだろう。
先行基本に捲りになっても
巻き返しは早く
バンク特性も熟知している。
西武園は完全V歴もあり
前回昨年4月S級でも
勝ち星を挙げており
好走しているイメージが強い。
準決勝戦が壁になっているが
機動力タイプある
同県後輩 熊崎麻人(埼玉123期)や
埼京ラインで鈴木謙二(東京97期)
関東ラインで坂本将太郎(栃木101期)
佐藤悦夫(栃木86期)の
マーク陣も揃いラインの厚みは1番。
ホームバンクのアドバンテージもあり
地元Vを目指す。
北日本ラインは徹底先行タイプの
堀航輝(青森121期)と
西武園相性抜群の
大崎和也(青森92期)が軸になるが
他のラインと比較すると
パンチ不足は否めない。
総合力高い棚瀬義大を
バンク特性も加味して中心に推す。
近況良い小林稜武と
地元のアドバンテージ生かす
伊藤慶太郎も差がない。
追い込みタイプでは
差し脚切れる中川勝貴と
西武園相性抜群の大崎和也が
目標次第ではV争いに加わってくる。