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2022.9.14

9/12-14 西武園ミッドナイト競輪【Fll】レース展望 ※9/14更新

■ 競輪解説者 田淵浩一氏による「3日目最終日(9/14)推奨レース」

☆1レース「中山の地元1勝機」

  ◎○△ × 注
  156 2 3 4

☆8レース「真鍋の完全V期待」

  ◎○  ×△  注 
  125 36 74

■ 競輪解説者 田淵浩一氏による「西武園ミッドナイトF2戦展望」

橋本瑠偉(栃木113期)のスピードが上位。
ダッシュを生かしたカマシ・捲りは
A級最上位の破壊力。
目下2場所連続V、
今年V10の戦歴は圧巻。
今年2月に栃木に移籍してから、
同期の眞杉匠(栃木113期)達との
練習環境が合っているのか、
113期在校1位の大器が覚醒してきた。
西武園は単発レースを除き、
2020年2月1.1.⑥着、
今年6月2.1.①着と
得意のロング捲りでV奪取しており、
イメージは良いはず。
スピードの違いでV候補筆頭に挙げる。

ホームバンクの内藤高裕(東京96期)は、
近況成績良く、
橋本マークから逆転を狙うが、
まずは追走に専念したい。

逆転候補は、
前期S1班の実力者、安部貴之(宮城92期)。
今期はまだ優勝こそないが、
差し脚の切れや捌き、
縦脚も健在で、
勝ち切るレース多く格上の存在。
前回平塚の準決勝戦は、
目標不発の7番手では
さすがに厳しく、
あくまでも展開負けで仕方ない。
西武園では、
S級・A級でV歴があり、
イメージは悪くないはず。
自力含みの総力戦でも戦えるが、
同県の後輩、木村佑来(宮城119期)目標なら、
番手戦から抜け出すシーンも十分だ。

木村佑来(宮城119期)の機動力も評価は高い。
昨年8月チャレンジ戦を
デビュー戦から3場所で
特別昇班を果たし、
1.2班戦を今年V7は
橋本と双璧の戦歴を残しており、
ポテンシャルも高い。
西武園は今年1月に完全V、
予選・準決勝戦は逃げ切り、
決勝戦は捲り快勝と
好内容の走りを見せていた。
徹底先行タイプではないが、
スピードある自力勝負で
攻め方も多彩だ。
7月岸和田決勝戦の
落車の影響が残るのか?
近況一息の感もあるが、
状態戻れば安部との一騎打ちも可能。

遠征ラインは、田上晃也(岡山115期)の
機動力が中心になる。
今年V2、6場所連続優出中と
成績も安定している。
先行力もあるが
勝ちパターンは捲り。
西武園は、
2020年3月チャレンジ戦1.1.②着の準V。
3日間捲りも仕掛けは的確だった。
決め脚ある同県高津晃治(岡山87期)との
岡山コンビは要注意。

前期S級の鈴木良太(静岡86期)と
阿部兼士(福岡93期)は、マーク戦堅実で、
目標次第にはなるが
V争いに加わってくる。

あとは近況復調ムードの機動型、
城幸弘(山梨96期)と本多哲也(千葉97期)に
一発の魅力を感じる。

最後に地元の新人
安彦統賀(埼玉121期)に注目したい。
デビュー戦の伊東こそ準Vだったが、
7月の地元大宮で初Vを完全優勝で飾り、
岐阜、青森も完全Vで特別昇班を達成。
1.2班戦初戦を地元で迎える。
レースセンスが良く、
先行基本になんでもできる
器用さもあり、
地脚を生かした航続距離の長さも魅力。
正直、現状では橋本瑠偉や木村佑来との
トップスピードの差は否めないが、
徹底先行型不在の今節、
チャレンジャー精神で挑めば
台風の目になるか期待。

橋本瑠偉のスピード上位とみて、
番手内藤との関東ラインが本線。
木村佑来-安部貴之の
宮城コンビも差はない。
田上晃也の捲り一発と
安彦統賀の先行力に注目したい。