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RACE2019.9.9

9/10-12 西武園競輪F1「レース展望」※9/12更新

■ S級決勝戦展望

 並び
 5196 2 4387

 嵯峨-山崎-大森-佐藤の強力な北日本ラインが出来上がり、
 林-中本-小川の九州3車に、
 迷った末に岡山の黒田は九州の4番手を選択して、
 西日本もライン4車で対抗する形になった。

 地元の片折は単騎戦となり、4対4対1の三分戦だが、
 片折はさすがに厳しい戦いになる。

 ライン先頭の嵯峨と林は責任のある位置なので、
 お互いに主導権は譲れない。
 コメントも嵯峨は
 「自分のできることをして、後ろに任せる」と言い、
 林は「自分の気持ちを中本さんに伝えた」と
 先行に迷いはなさそう。
 連日、前受けから引いての捲りで勝っている嵯峨だが、
 決勝戦はどう戦う?
 スタート牽制しても後ろ攻めを選ぶか、
 もしくは前受けからの突っ張り先行もあるだろう。
 いずれにせよ、先行争いは激しくなるのは、間違いない。

 スピードに勝る嵯峨が、主導権を握り、
 番手山崎のV有力とみるが、
 林が主導権取れば、中本の番手捲りも侮れない。

■ 2日目 推奨レース 展望 ※9月12日更新

 ★5レース 北日本ライン優勢
  △注  ◎〇   ×
  378 194 625

 ★11レース 山崎のV有力
  △◎〇     ×注
  5196 2 4387


■ 開 催 展 望

 今節のシリーズリーダーは
 山崎芳仁(福島88期)が務める。
 前回名古屋オールスターでは、
 準決勝に進出、
 前々回の地元いわき平でVと
 成績は高いレベルで安定し、
 実績はメンバー中断然。
 西武園は昨年1月V以来の参戦。
 得意の捲りでのVだったが、
 準決勝戦は突っ張り先行を
 試みる走りで圧倒した。
 過去には記念V歴もあり、
 バンク相性も良い。
 注目ルーキー嵯峨昇喜郎(青森113期)、
 近況絶好調の大森慶一(北海道88期)と
 援軍も揃い、V候補筆頭。

 大森慶一(北海道88期)は
 近況成績急上昇中。
 今年7月平塚でS級初Vを飾ると、
 前々回名古屋オールスターでも
 2勝を挙げた。
 西武園は今年7月外国人選手相手に
 決勝戦4着と健闘。
 差し脚も切れるので、
 山崎の仕掛け次第では、
 逆転もあり得る。

 対するは、
 今年ブレイクした一人
 中本匠栄(熊本97期)。
 今年に入り、
 G1・G2戦初出場ながら、
 ウィナーズカップ2勝、
 オールスター1勝2連対と
 結果も残した。
 前回の富山記念でも
 浅井康太(三重90期)を
 捲って優出と上位選手とも
 差のないレース内容。
 好位キープからの捲りは威力十分。
 西武園は2015年当所記念以来
 久しぶりの参戦となるが、
 山崎より前で仕掛けられれば、
 好勝負可能。

 あとは、追加参戦ながら、
 縦脚鋭い、黒田淳(岡山97期)や
 動き俊敏な林巨人(愛知91期)も
 侮れない存在。

 最後にルーキーの
 嵯峨昇喜郎(青森113期)にも注目。
 今年7月S級特進を果たし、
 初戦の函館で優出、
 前回小田原記念でも、
 S級S班相手にも互角の勝負を演じた。
 西武園は今年6月ミッドナイトで
 完全Vを飾っている。
 師匠の永澤剛(青森91期)も
 「強すぎる!」と言うほどのスピードある
 自力勝負に期待したい。


■ 注 目 選 手

○前検日レポート記事をチェック
 >>田淵浩一氏の前検日レポート