ニュース

topics

RACE2020.3.18

<3月16日~18日>西武園競輪 第1回オッズ・パーク杯Fll「レース展望」※3/18更新

■ A級決勝戦展望

 並び
 317 52
  46
  競競
  りり

原口-井出の九州ラインは3日間続けての連係。
注目の関東ラインは、
樋口-佐々木悠-小林の並びに決まったが、
明田-佐々木孝の北日本ラインは、
樋口の番手勝負を選択して、
大きくは樋口と原口の2分戦となった。
樋口-佐々木悠の並びは、
樋口が「前で戦いたい」と強い思いで
佐々木悠に伝えて、
佐々木悠も別線で戦う選択肢も考えたが、
関東でまとまる番手戦を選択した。
関東の並びを見て、目標のない明田は、
「強力先行2人に並ばれたら、
勝機はない。ジカで競る」とコメント。
人の後ろを回るのも、競りも初めての佐々木悠は、
「勉強の為、番手を回る」とコメントした。
先行は佐々木悠の前回りを志願した樋口が、
主導権は譲らない構えだが、後ろがジカ競りなので、
マイペースで駆けられるかどうか? ペース緩めば、
原口に行かれるシーンも十分あるだろう。
原口も「今日は最後までしっかり踏み切れた」と言い、
樋口の後ろが競りになったと聞いて、ニンマリ。
一旦前に出て突っ張るか、
競りの後ろからカマス展開に持ち込み、
チャンスを掴みたい。連日先行して、
逃げ切り連勝の佐々木悠と準決勝戦、
絶体絶命の位置から届いた樋口の
2人が並ぶ関東ラインが、
差し脚鋭い小林を味方にライン3車はいかにも強力で、
番手佐々木悠が人気になりそうだが、
不慣れな番手戦が吉と出るかは疑問。
間隙をつく原口の一発や番手戦を尻目に
樋口の逃げ切りの可能性もあり得る。


■ 最終日(3/18) 推奨レース

 ★7レース「北日本ライン優勢」

  ◎〇△ 注 ×  
  715 3 24 6

 ★11レース「大矢の機動力上位」

  注  ◎〇△ × 
  34 561 27


■ 西武園ナイターF2戦 展望記事

115期ルーキー佐々木悠葵(群馬・115期)に期待する。
前回の小倉では、惜しくもS級特進を逃したが、
昨年12月特昇後、7場所中5Vは圧巻の戦歴。
西武園バンクは初参戦。スプリンタータイプで、
前受けからの捲り・カマシが主戦法になるが、
スピードの違いで押し切り、V奪取に期待する。

対するは、原口昌平(福岡・107期)。
S級降級後、今年5戦3VとA級戦では、
力の違いを見せている。
先行基本の自力勝負で航続距離も長い。
西武園バンクは昨年8月の記念9.5.2.2着と
2連対を果たし、A級戦ではV歴もあり、
バンク特性を考えると原口の方が向いており、
逆転のV候補に挙げる。

西武園がホームバンクの大矢崇弘(東京・107期)も
自在性があり、後手は踏まないタイプ。
落車欠場明け2場所の走りを見ても、
状態面は問題ない様子。
西武園はチャレンジ戦完全V含め、
A級戦では常に好走している。
同郷で同じく西武園がホームバンクの
樋口開土(東京・113期)が
前回の大宮で1.2班戦初Vを飾り、
攻め幅も広がり好調をキープしている。
同乗なれば、まとめて撃破の可能性十分。

さらに、差し脚切れる小林圭介(茨城・83期)が、
今年V4、前回伊東の準決勝戦では、
注目ルーキー菊池岳仁(長野・117期)を
差し切り連勝をストップさせた。
佐々木、大矢、樋口と好目標揃った
今節もチャンスありそうだ。

遠征ラインは、原口のほかにも自力タイプの
多田晃紀(岡山・103期)、田頭寛之(京都・109期)、
奥村諭志(岡山・111期)がおり、
蓮井祐輝(香川・93期)、井出健(長崎・79期)の
追い込み陣も安定感ある。
勝ち上がり次第では、強力な布陣が出来上がる。

最後に新井僚太郎(山梨・100期)に注目したい。
練習方法を変えたらしく、
2月立川から別人のような動きを見せ、
前回大宮も捲り・追い込みのスピードが光っていた。
西武園は1着が多く、自力タイプ揃った今節、
先行争いあれば、捲り一撃ありそうで面白い存在。

好調な自力タイプ揃ったが、
戦力的に層が厚い関東ライン優勢で、
特に佐々木悠葵のスピード上位とみるが、
遠征ラインも援軍揃えば、
原口昌平の先行力も互角の勝負になる。


■ 田淵浩一氏による前検日前検レポート