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RACE2020.7.28

<7月26日~28日>西武園競輪 第62回日刊スポーツ新聞社杯Fl「レース展望」※7/28更新

■西武園 S級決勝戦展望 ※7/28更新

並び
27 516 43

北日本ラインは特選同様の並びで渡邉-和田圭。
南関東ラインは準決勝戦同様の並びで、
和田真久留-和田健太郎ですんなり決まり、
注目の関東ラインは、
長島が吉澤に志願の前回りを申し出て、
吉澤は「今まで長島との連係で
後ろを回った事はないが、
大介の気持ちを聞いて、
まかせる事にしました」と
長島-吉澤の栃茨ラインに、
準決勝戦吉澤と連係した地元の宿口が
3番手を固める強力なラインを形成、
2対2対3の3分戦となった。

初日特選で先行した和田真久留と
連日捲りながら連勝で勝ち上がった
渡邉も出来は良さそうで、
特に渡邉は「長い距離を踏んでもいい、
落ち着いて走れている」と余裕すら感じさせた。
準決勝戦で10秒9の圧巻の捲りで快勝した吉澤も
「仕掛けのポイントで行けているので問題ない。
前回から使っている新車も伸びがいい」と
手応えありの様子。
先行は渡邉も和田真久留も当然考えてはいるが、
吉澤の前回りを志願した長島が
先行する可能性は高い。
吉澤は長島が主導権を取ってくれれば、
あとは他のラインの仕掛けに合わせて、
シビアに前に踏めば、
チャンスをものに出来るはず。
吉澤の仕掛け次第では、
地元の宿口にもチャンスありそうだ。

和田真久留の番手和田健太郎は高松宮記念杯2着、
渡邉の番手和田圭は、
一昨年の当所記念Vと実績のある選手が揃い、
展開次第では誰が勝っても不思議ではないが、
長島という好目標を得た吉澤が、
ライン3車の利もあり、V機到来とみる。


■ 西武園3日目 推奨レース ※7/28更新

 ★3レース「内山の先行力中心」

 ◎〇注 ×△
 173 52 64

 ★7レース「新潟ライン主力」

 ◎〇  △ ×注
 52 61 347


■ 西武園Fl戦展望 ※7/25更新

今節の西武園F1戦は好メンバー揃いで激戦ムードの中、
吉澤 純平(茨城・101期)の機動力に期待する。
前回、平G2サマーナイトフェスティバル2.3.④着の
状態はかなり良く見え、
決勝戦も単騎戦で難しかったが、自転車は伸びていた。
先行基本も「勝てる自力」で優勝を狙う。
西武園は、久しぶりの参戦となり、
A級戦2度準Vの戦歴を残している。
前々に攻めるアグレッシブな走りは当所向きだ。
栃茨ラインの長島 大介(栃木・96期)も近況は、
先行数も増えて結果も出している。
自在性ある吉澤と連係する栃茨ラインを本線に推す。

対するは、南関東ライン。
中心となる和田 健太郎(千葉・87期)は、
前々回のG1高松宮記念杯で準V、
前回の平G2サマーナイトフェスティバルは、
勝ち上がり失敗したが、
最終日1勝を挙げており、状態は申し分ない。
西武園は昨年当所G3は3.1.2.失で、
決勝戦は先行策を見せた。
追い込みタイプだが自力兼備で、
目標に左右されないのも強み。
同県の田中 晴基(千葉・90期)も
前々回の取手G3で3勝を挙げ、自在脚は好調だ。
神奈川の和田 真久留(神奈川・99期)は、
スピードある捲りが武器で、
堅実な小原 太樹(神奈川・95期)ともに
前回のF1戦Vと神奈川勢も好調キープ。
勝ち上がり次第で、別線になる事も考えられるが、
連係可能なら打倒栃茨ライン一番手になる。

北日本ラインは渡邉 一成(福島・88期)が復調ムード。
前回の弥彦G3でも優出しており、
本来の力発揮ならまとめて負かす可能性もある。
和田 圭(宮城・92期)は、一昨年当所G3優勝、
昨年も決勝戦3着と西武園バンクとの相性は抜群だ。
実績ある伏見 俊昭(福島・75期)と揃った
北日本ラインも互角。

あとは地元勢。黒沢 征治(埼玉・113期)は、
落車の影響もあり、本調子ではなかったが、
前々回のG1高松宮記念や前回静岡F1の走りをみると、
かなり状態は戻っている様子。
西武園は昨年の当所G3企画レースVの一走しかないが、
徹底先行タイプで、バンク特性にはぴったり合う。
宿口 陽一(埼玉・91期)は捲りを武器に近況は1着も多い。
西武園はS級優勝こそないがF1戦では成績安定している。
黒沢目標に地元初Vを狙う。

最後に鈴木 庸之(新潟・92期)にも特注。
昨年はヘルニアに悩まされて長期欠場しており、
復帰後も失格もあって、なかなか波に乗れなかったが、
近況はスピードある自力が復活している。
前回の弥彦G3では惜しくも優出逃すも
縦横無尽の走りを見せた。
関東ラインで連係出来れば、V争いに加わってくる。

近況好調な自力タイプと
実績ある追い込みタイプも揃い、
どこからでも狙えそうだが、
地区内斡旋で連係微妙も、
層の厚い関東ラインを重視して、
吉澤純平ややリードとみるが、
勝ち上がり次第では、他のラインも差はなく激戦。

主力陣はオールスター前の大事なレースとなり、
どう戦うか?興味ある一戦になる。


■ 田淵浩一氏による前検日前検レポート