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RACE2020.8.6

<8月4日~6日>西武園競輪 第2回チャリ・ロト杯 Fll「レース展望」※8/6更新

■ A級決勝戦展望

 並び
 2574 316

南関東単騎の静岡の佐野の後ろは、
地元の太田と群馬の豊田が固め即決した。
北日本ラインは長考の末、
後藤-菅田-會澤-森田で並ぶ4車結束になり、
4対3の2分戦となった。

北日本は、始めは後藤-森田と會澤-菅田に分かれて
別線勝負も選択肢にあったが、
森田が「結束するなら、4番手でもいい」と言って、
後藤は「前で頑張りたい」と伝え、
宮城両者は「並ぶなら点数順で」と決まったようだ。

先行は動ける宮城勢の前を回る
後藤の主導権が有力視されるが、
地元の太田がつく佐野も連日先行して勝ち上がっており、
先行して持ち味が出るタイプだけに、
主導権は譲らないだろう。

後藤が主導権を取れば、番手菅田に絶好となるが、
佐野の主導権なら、番手太田にもチャンスは十分ある。

まだ、A級1.2班戦の優勝がない後藤は、
前検日に「先を見据えて、内容重視」と言っていたが、
インタビュー後に「そろそろ獲りたい」と本音もチラリ。

後藤前受けを佐野が押さえて、
意外とすんなり佐野が先行、
後藤は4番手から捲ってV狙いの可能性もありそうだ。

最終的には後藤が4角先頭なら、
番手菅田の差し切りVに期待だが、
後藤の押し切りと
地元Vに執念を燃やす太田の差しからの狙いもあり。


■ 最終日 推奨レース ※8/6更新

 ★2レース「大沼の先行力中心」

   ×  
   42
  ◎〇注 △
  513 7 6
   競競
   りり

 ★7レース「埼京ライン強力」

     ◎〇注 ×△
  62 514 37


■ 西武園ガールズ戦展望 ※8/3更新

奥井迪(東京・106期)の機動力に期待する。
近況は上位陣との戦いに
苦戦するシーンも見受けられるが、
破壊力ある自力は今節NO1。
以前の徹底先行タイプではなく、
流れに応じた柔軟な走りも出来るようになり、
攻め幅も広がった。
西武園は過去6戦3V準V2回と相性は良い。
準ホームバンクでもあり、
走り慣れている走路でアドバンテージもある。
V候補筆頭に挙げる。

自力対抗格は地元の野本怜菜(埼玉・114期)。
積極的なレーススタイルで成績も安定している。
前回函館は注目ルーキー尾方真生(福岡・118期)
と力勝負を演じ準V、敗れはしたが、
内容のある走りを見せた。
西武園は過去3戦全て優出するも、
まだ地元Vはない。悲願の地元Vを狙う。

的確な位置取りと差し脚切れる
奈良岡彩子(青森・104期)もV候補の一角。
近況、優勝こそないが、
6戦準V4回と安定感は抜群。
西武園は前回昨年5月は外国人選手もいて、
本来の動きが見られず優出を逃したが、
2016年8月V歴もありイメージは悪くない。
好位確保からゴール前強襲し、
好勝負に持ち込む。

捲りが主戦法の荒牧聖未(栃木・102期)も
前々回静岡で、完全Vを飾り、
西武園も2017年10月V、
今年3月準Vと相性抜群で怖い存在。

地元戦はいつも好走する
高橋梨香(埼玉・106期)の自在戦あたりまでが、
争覇圏内に入ってくる。

最後に新人、岡本二菜(東京・118期)に注目したい。
在所成績第4位。自転車競技歴もあり、
ポテンシャルは高そうだ。
実戦デビュー2戦してまだ優出してないが、
前回青森最終日では思い切りのいいカマシで
逃げ切り勝ちと実力の片鱗を見せた。
実戦3戦目となる今節、
レースにも慣れてくれば、実力的にも
V争いに加わってきても不思議ではない。

実績とバンク特性から、
奥井迪の機動力上位とみるが、
地元の野本怜菜や新人岡本二菜が、
力勝負を挑むと奈良岡彩子の差しや
荒牧聖未の捲り一発が決まるか?


■ 田淵浩一氏による前検日前検レポート